1993年に東京・原宿にて誕生したストリートブランド「A BATHING APE」が、2021年秋冬コレクションのルックブックを公開した。
■現代のメンズウェアの構成要素を見つめ直す
同コレクションでは、アメリカンカジュアル、アウトドア、スポーツ、ミリタリーなど、現代のメンズウェアの構成要素をウィットに富んだ視点から見つめ直し都会的なデザインと実用性を両立しながら「A BATHING APE」らしいストリートナイズを施している。
ブランドを象徴するアイコニックなデザインは、2001年に誕生したSTA CAMOが20周年を記念して復刻。定番のイエローと、ヴィヴィッドな配色で仕上げたマルチカラーの2パターンで、フーディやスエットパンツといった様々なアイテムを展開する。
また、「炎」「稲妻」の系譜を継ぐパターンからは「竜巻」をテーマにした新デザインが登場するほか、定番のSTA PATTERNは90’s HIPHOPヘオマージュを捧げ、新色のブラックとリバイバルのマルチカラーの全2色をラインアップ。
例えば、ジャケットやシャツを展開するコーデュロイアイテムに生地の風合いを引き出すためにSOLID CAMOを抜染プリントするなど、一目ではわからないものづくりにおいても長年培った技術を応用している。
アウトドアやアメリカ軍など、過酷な環境下でも優れた機能を発揮する“POLARTEC”シリーズは昨季からの継続アイテム。
フリースやジャケットの中綿に採用した同機能素材は、保温性と通気性を高次元で兼ね備え、寒さの厳しい日本の冬を耐え抜く仕様となっている。
また、今季のハイライトのひとつでもあるSUICOKEとのコラボレーションでは、BAPE 1ST CAMOでラッピングしたウィンターブーツを制作。ライニングには“eVent”、中綿には「3M」社製“THINSULATE”を使用することで、断熱性・保温性を確保した防水透湿仕様となっている。
そのほかにも、今までにない大ぶりなワッペンスタイルのAPE HEADやSHARK、レイヤーを楽しむ半透明のポリウレタン製フーディ、クラシックなバーシティジャケットなど、語りどころの多いキーピースもラインアップ。
■トレンド、年齢にとらわれないアイテム
今季もトラッドを基調に、トレンド、年齢にとらわれないアイテム構成でエレガントなスタイルを提案。
手触りの良いフリース生地のシャツやスエットは品の良さが漂う上質なマテリアルを採用、スタイルを問わずコーディネートに馴染む仕上がりに。
また、異なるパターンやカラーリングを組み合わせたパッチワーク状のシャツは、アイコニックなMR. BATHING APEを随所にちりばめた遊び心溢れるデザインで、ジャケットの下からも存在感を放つ。
そのほか、重厚感溢れるブラックのストレッチデニムで仕上げ、シックな印象を与えるジャケットなどを展開し、BAPEのメインコレクションとは一線を画したオン/オフをクロスオーバーする洗練されたアイテムが豊富にラインアップしている。
遊び心を持つ、大人のオフにチョイスしたいアイテムが揃っている。
MENS LOOKBOOK:https://bape.com/pages/2021aw-mens
Mr. BATHING APE LOOKBOOK:https://bape.com/pages/2021aw-mrbathingape
(冨田格)