限定40台の「ギブリ」は、マセラティと藤原ヒロシ氏による“二重奏”

マセラティのスポーツセダンであるギブリに、1980年代から日本のヒップホップ界を牽引してきた“キング・オブ・ストリート”こと藤原ヒロシ氏とのコラボレーションモデルが設定された。

妖艶な佇まいや刺激的なドライビングを特徴とするギブリの現行ラインナップは多彩で、出力違いのV6ガソリン2機種と、V8ガソリンを搭載する最強グレードの「トロフェオ」、さらには時代に合わせたハイブリッド仕様が用意されている。

今回の特別仕様車「ギブリ オペラネラ」ならびに「ギブリ オペラビアンカ」では、藤原ヒロシ氏の都会的な感性とこだわりを注入し、クルマという形態でストリートミュージックを表現。さながら“二重奏”ともいうべき作品へと昇華させている。

具体的には、ハイブリッド仕様のグランルッソ・トリムをベースに、黒と白のモノトーンで構成される2つの妖しくもエクスクルーシブなルックスをまとう。

藤原氏の“色”がとくに反映されているのは、専用にデザインされたフロントグリルやCピラーの「Fragment(断片)」ロゴ、20インチのマットブラックホイール、そしてマセラティのアイコンである3連エアダクトの下に奢られた「M157110519FRG」というコードになるだろう。

このコードの意味は、最初の4文字[M157]がギブリの開発コード、それに続く6つの数字[110519]が藤原ヒロシ氏とマセラティデザインセンターの出会いの日(2019年11月5日)を意味し、最後の3文字[FRG]はフラグメントの頭文字となる。

ドアを開けた先では、プレミアムレザー×アルカンターラによる上質スポーティな内装が広がり、ダークブルーのシートベルトや鮮烈なシルバーのインサートなどが採用されている。

価格は1,425万円。世界限定175台のうち、40台が日本に割り当てられている。

また、このクルマに合わせてデザインされたファッションアイテム「カプセル・コレクション」が、7月11日までの期間限定ストア「マセラティ meets Fragment Pop-up Store(渋谷区神宮前5-9-7)」にて販売される。

(zlatan)

画像元:マセラティ ジャパン