癒しを求め、コロナ禍でペットを迎えた人は2割【ペットに関する調査 2021年】

長引くコロナ禍において人々はペットや動物に癒しを求めている。

■緊急事態宣言後にペットを迎えた人は2割に

クロス・マーケティングは、全国20歳~69歳の男女を対象に「ペットに関する調査(2021年)」を実施した。新型コロナ感染拡大以降ペットブームの傾向があったが、1年以上たった今はどのような状況なのだろうか。

今回は「現在のペット飼育状況」「ペットを飼い始めた時期」「他の家庭のペットに対して気になったこと、困ったこと」「癒しを目的に行うようになったこと、または機会が増えたこと」などを尋ねた。

その結果、現在ペットを飼っている人は26.6%。そのうち昨年の第1回緊急事態宣言後にペットを迎えた人は19.8%になる。ペットの種類としては犬が最も多く、猫、魚類が続く。また、男性では犬を、女性では猫を飼う人が多い傾向がうかがえる。

コロナ禍で「癒し」目的で行うようになったこと・機会が増えたことは、「自宅で植物を育てる」「動画サイトやネットで他の人が飼っている動物を見る」が上位になった。

また、最も印象的なペットを飼っていてよかったこと・大変だったことを尋ねたところ、良かったことでは「一人にならない」「自分の生活を正せる」など、大変だったことでは「犬が他界したときは立ち直るのが大変だった」などの声が上がり、ペットが精神的な支えになっていることが判明した。

■他の家庭で飼われているペットについての声も

他の家庭で飼われているペットについて気になったこと、困ったことの1位は、「散歩中のトイレの不始末」が23.1%とトップ。「鳴き声(吠え声など)が大きい」14.8%、「ペットのにおいが気になる」12.5%と続く。この結果からマナーやペットへのしつけの重要性がわかる。

コロナ禍でペットの重要性が増しているが、最後まで責任を持ってペットに接したいものだ。

クロス・マーケティングホームページ
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(GINGA)