世界遺産を望むデザインサウナが知床に誕生。冬は「流氷サウナ」に!

オホーツク海を見ながら”ととのう”サウナが誕生する。

■”知床時間”を感じられる大人の空間

知床の中心部に位置し、長い年月をかけて育まれた手つかずの自然を感じながら、特別なひとときを存分に味わえる「北こぶし知床 ホテル&リゾート」。

館内は、景色を見ながらのんびりできる足湯や図書ライブラリーのあるラウンジ、シックなラウンジバーを有し、ゆったりとした”知床時間”を感じられる大人の空間。知床産の食材を中心としたブッフェスタイルの料理も魅力だ。

夏も冬も、自然と親しむさまざまなアクティビティを用意している「北こぶし知床 ホテル&リゾート」は、サウナ室を大幅にリニューアル。

■「日本にまだないサウナ」を実現

新設のサウナ室には、風景をパノラマで切り取る大きな窓を設置。眼下に、世界自然遺産である知床の大自然が広がる。

連なる山々と雄大なオホーツク海に、すべるように飛ぶカモメと海原はるかを行き交う漁船や観光船。テレビはなく、聞こえるのはほのかなBGMのみ。

水風呂で体を引き締めた後は、露天スペースに設置された外気浴用の椅子で澄んだ空気を体いっぱいに取り込み、心も体もしっかりと”ととのえる”環境を作った。

ダイナミックな流氷をイメージして直線的なデザインを力強く表現した「KAKUUNA(カクウナ)」と、木の洞窟をイメージして緩やかな曲線でうねりを描いた「UNEUNA(ウネウナ)」が誕生。「UNEUNA」のうねりは、世界でも珍しい3D加工で木材を削り出して曲線を形取っている。

サウナストーブは、世界一のシェアを誇るHARVIA社のストーブを採用。ストーブを囲む壁面には六方石を使用し、知床の切り立った岩肌を表現している。ストーブの上のサウナストーンは、地下30km以下の深部にあるマグマから生成されたものを使用した。

サウナ内のBGMは、サウンドアーティストの松本一哉氏が知床の地で環境音を即興で録音・制作したドキュメンタルなサウンドを音源に使用している。

今回のサウナリニューアルを監修した、サウナー専門ブランドやサウナのプロデュースを手がけるTTNE・ととのえ親方のコメントを紹介しよう。

「今回は知床の地で感じたことをインプットに、サウナ全体で知床の大自然を感じていただけることを目指しました。サウナ室のデザインからは流氷や洞窟を、壁面からは知床の力強い崖を、石からは北海道の大地を、全身で感じていただければ嬉しいです。また窓からの風景は、春夏秋冬で劇的に変化していきます。できれば、ぜひ各季節で訪れていただき、その変化も楽しんでいただきたいと思っています。

今回の日本にまだないサウナの実現には、アーティストリーという特注家具のチームの協力が不可欠でした。今回のリニューアル企画のタイミングでちょうど木材の3次元表現に挑戦していたこのチームとの出会いがあり、実現しました。」

知床は北海道の中でもロシアにほど」近い場所に位置し北欧・カナダと緯度が近く、まるで海外にいるような異国感と、壮大なスケールの大自然を体いっぱいに味わえる土地。

夏はもちろんだが、冬場ならではの魅力もありそうだ。他の場所では得られないサウナ体験を実感できるかも。

北こぶし知床 ホテル&リゾート

所在地:北海道斜里郡斜里町ウトロ東172番地
公式WEB:https://www.shiretoko.co.jp/

(冨田格)

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