コロナ禍の酒蔵を応援する「WAX&WANE」始動!他では飲めない限定の日本酒も

コロナ禍によって苦心している酒造を応援し、日本酒という文化を守るべく、日本酒文化応援プロジェクトが始動した。

オリジナル日本酒も手に入るので、日本酒好きは注目したい。

アーケードトーキョーは、コロナ感染拡大による影響で出荷と消費が激減し、今後危機的な状況に置かれる可能性がある日本酒とその文化継続の一助となるためのプロジェクト『WAX&WANE(ワックス・アンド・ウェイン)』を立ち上げた。

同プロジェクトは、参画した全国12の酒蔵によって造られた、他では飲めない限定の日本酒を返礼品として、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて支援受付を開始。

■プロジェクト立ち上げの背景

長きにわたるコロナ感染拡大と、度重なる緊急事態宣言によって飲食店が休業を余儀なくされる中、宅飲み需要が増える一方で、流通経路が限定される日本酒の出荷量と消費量は減少し続けている。さらに、酒類の提供禁止が要請され、この状況は日本酒を生産販売する酒蔵のみならず、日本酒用のお米「酒米」を作る米農家にも深刻な影響を及ぼしてしまう。

日本酒の出荷量と生産量が減ることで、原料となる酒米の需要も減り、米農家は酒米から飯米に作付けを変更せざるを得なくなり、最終的には酒米の不足と日本酒の生産量の減少という悪循環を生む。近い将来においては「日本酒が作りたくても作れない」、「飲みたくても飲めない」、そんな危機的な状況になる可能性も。

今回のプロジェクトはそんな状況の中、より多くの人に各酒蔵の日本酒を知って楽しんでもらい、日本酒がより多く飲まれて、酒蔵、米農家、そして日本酒に関わるすべての人の一助となり、日本酒文化が未来に残っていく様にという想いを持って、全国の12の酒蔵の協力のもと立ち上がった。

■12の酒蔵で造られた、限定の日本酒『WAX&WANE』

ブランド名である『WAX&WANE』は、英語で「月の満ち欠け」を意味する。満ちては欠けつつも、この苦しい状況を月明かりとなって照らし、笑顔で気兼ねなく乾杯できる日が1日でも早く来る様にと、祈りを込めてこの名前をつけたという。

『WAX&WANE』は、参画した全国12の酒蔵によって造られた、他では飲めない限定の日本酒。12種類すべてにキャラクターがあり、その日の気分に合わせて選ぶことは勿論、日本食以外の様々な料理にもペアリング可能。ギフトには勿論、これまで自分から日本酒を選ばなかった人にも触れてもらえる様に、間口広く特色のある日本酒をラインナップした。

「若駒」「陸奥八仙」「ロ万」といった酒造のセットや、連携店舗で呑み比べができるリターンなども用意している。

・おまかせ3本セット(5,000円)
・6本セット(9,000円)
・12本フルセット(15,000円) ほか

■各日本酒の個性を表す手ぬぐいパッケージ

また今回、各日本酒の個性を表現したタイダイ染の手ぬぐいを作り、これをパッケージとした。日本酒の味わいや作り手の人柄から受けたインスピレーションをもとに、様々なストリートブランドに作品を提供している、タイダイ染クリエイターのYUKIDYE氏によるデザインだ。

日本酒文化を未来に残す、そんなプロジェクトを応援したい。

支援ページ: https://camp-fire.jp/projects/view/443020

(田原昌)