米菓子店と歯科医師がコラボ!世界初の「咀嚼機能判定スナック」発売

普段の食事で「噛む」ことを意識している人は、どれほどいるだろう。「噛む」=「健康」ととらえ、幅広い世代の人に試して欲しいせんべいがある。

せんべいなどを手がける酒田米菓より、世界初の『咀嚼機能判定スナック』である「パタカせんべい」が6月に発売開始した。

■専門家と共同開発した世界初のせんべい

「パタカせんべい」は、歯科医師・博士(歯学)の五島朋幸氏と同社が共同開発したもの。

「パリッと割れて」「タ(食)べて美味しく」「カラダに優しい」。それが「パタカせんべい」の名前の由来だ。

高齢になったとしても、しっかり噛めることは重要。せんべいは噛むときのパリッという感覚は脳を刺激する。サラダせんべいならば唾液で柔らかくなりやすく、高齢者にも食べやすくなっている。しかし、市販のサラダせんべいの多くは塩分が高すぎて高齢者には不向きといえる。

そこで、噛みごたえがありながら唾液で柔らかくなりやすく、塩分控えめの「パタカせんべい」を作ったという。高齢者だけでなく、幅広い世代の人に最適なせんべいだ。

■高齢者の死因上位「誤嚥性肺炎」を防ぐために

昨今、「肺炎」は常に死因の上位を占めている。厚生労働省の2019年「人口動態調査」のデータでは、肺炎の死亡数は死因第5位、誤嚥性肺炎の死亡数は第6位を占めており、両者を足すとガンや心疾患に次ぎ、死因第3位となる。

さらに肺炎による死亡率は年齢が高くなるにつれて上昇し、90歳以上の高齢者では死因の第2位を占める。そして肺炎のうち70〜80%が誤嚥性肺炎だ。

誤嚥性肺炎とは、唾液や食べ物を飲み込むときに誤って気管に入ってしまうことで発生する肺炎のこと。特に、噛む力、舌を動かす筋力、食べ物を飲み込む嚥下の機能が低下することで、誤嚥性肺炎が起こりやすくなる。

噛む力を鍛えて咀嚼力を維持することは、健康長寿を維持する上で大切なのだ。

■噛む回数で飲み込む力を判定できる

飲み込む力(咀嚼力)を適正に保つためには、咀嚼の機能を把握することが重要。

「パタカせんべい」は一枚一枚を同じ硬さと大きさに調整し、嚥下につなげるのに必要な咀嚼力を判定できるように作られている。

「パタカせんべい」1枚を口に入れ、30回以内に飲み込める程度に咀嚼できれば咀嚼機能は正常な健康な状態。また、30回以上噛んでも飲み込めない場合にも、せんべいが口の中で溶けるように作られている。

■子どもの咀嚼力も強化

また近年は、子どもの咀嚼力が低下していると言われている。咀嚼筋が弱くなることで噛む力が弱くなると、さまざまな弊害が生じる。

「パタカせんべい」は、咀嚼力を判定するために30回噛むことで飲み込める固さに調整。噛まないと飲み込みにくく、しかも時間が経てば口の中で溶けるため、安全に子どもの咀嚼力を強化することができる。

原材料は国産の米・砂糖・食塩のみ。保存料・着色料・香料不使用のため、安心して食べることができる。両親や子どもと一緒に、噛むことを楽しみながら食べてもらいたいせんべいだ。

酒田米菓公式通販サイト:https://sakatabeika.jp/SHOP/1458.html