旧伴家住宅の空間をそのまま生かしたラウンジで京文化を愉しめる、そんなホテルが誕生。
伝統的な京町家を現代の生活に合わせてリデザインした「滞在型ホテル」をコンセプトにした「カンデオホテルズ京都烏丸六角」が6月6日(日)にオープン。
■古き良き京文化と現代の価値観が融合した唯一無二の宿泊体験
JR京都駅からもアクセス至便な京都の中心地・烏丸御池駅から徒歩3分に位置し、観光の拠点にも最適な立地。
レセプション棟、客室棟、大浴場棟の3つの棟で構成され、「カンデオホテルズ京都烏丸六角」の玄関口であるレセプション棟は京都市登録有形文化財である旧伴家住宅を改修し、京町家の空間と文化価値を体験できるようにした。
京町家を継承したレセプション棟と最新のスペックを配備した宿泊スペースを融合させることにより、長期滞在で「暮らすように京文化に触れる」利用を可能に。
レセプション棟一階「応接の間」の襖にある京都出身の文人画家である池大雅の墨絵、和を連想させる白檀の香が薫る玄関など、様々なもてなしでくつろぎの空間を演出する。
二階には、ゲストがそれぞれの時間を楽しむことができるバーやライブラリーを作り、町家に住む感覚を体験できる空間を創出。
町家ならではの特徴のひとつである厨子(つし)二階のスペースには滞在中利用可能な「ライブラリー」を設置。祇園祭を始めとする京文化に関する資料やデザイン書などを自由に閲覧できる書棚を設けたスペースで、虫籠窓(むしこまど)からの柔らかな光が差し込み、落ち着きを感じる空間だ。
隠れ家のような厨子二階独特のたたずまいに触れながら、無料でコーヒー、紅茶、緑茶を好きな器で楽しめる。
もう一つの母屋側の階段を上がった八畳二間の空間の奥には「バー」を併設した。畳に座って寛ぎながら、セルフサービスで気軽にこだわりのワインや京都産のクラフトビールなどを楽しめる(有料)。
客室棟には106室の客室があり、プライベートスパ付き客室も2部屋完備。
大浴場は心地よい風が吹き抜け、外気を感じることができる外湯となっている。男湯にはドライサウナと水風呂、女湯にはミストサウナを完備。
■旬の食べあわせを愉しむ京のおばんざい朝御膳
地のものを取り入れこだわりの朝食を提供するカンデオホテルズでは、京都の四季を感じられる折詰全3種類が日替わりで登場。京町家ラウンジの「バー」スペースで1日限定60食。畳で寛ぎながら、ゆっくり食べることができる。
■祇園祭を間近に
京都が一年で最も賑わう祇園祭の際に、同ホテル正面に山鉾が組み立てられる。祇園祭を間近に最大限感じられるホテルをコンセプトとした、機能性とデザイン性を両立させた希少性の高いホテルだ。
短期でも長期滞在でも、暮らすように京文化に触れる楽しみが味わえることだろう。
カンデオホテルズ京都烏丸六角:https://www.candeohotels.com/ja/kyoto-rokkaku/
(MOCA.O)