廃棄予定のかりゆしウェアをハイファッションスーツに!衣類廃棄問題に貢献

暑い夏を快適に過ごせる、かりゆしウェア。

宿泊施設再生をはじめとした、様々な社会課題に取り組む小山健一郎氏と「Rethink PROJECT」が協働し、廃棄されるはずのかりゆしウェアをハイファッションスーツとして生まれ変わらせる「OKINAWA SUITS」プロジェクトが発足した。

■深刻な社会問題である衣類の大量廃棄問題に貢献

Rethink PROJECTは、JTが昨年6月より発足したプロジェクト。「Rethink」をキーワードにこれまでにない視点や考え方を活かして、地域社会の課題解決に取り組んでいる。

この度、小山氏が取り組む衣類の大量廃棄問題に対する活動に賛同し、本プロジェクトの協働が実現したという。

本プロジェクトの目的は、世界の深刻な社会問題の1つである衣類の大量廃棄問題に貢献することだ。そのため、新たなカルチャーファッションの誕生からごみ問題に寄与したいとの願いを込め、本プロジェクトを「ごみゼロの日」である5月30日に始動した。

■かりゆしウェアがハイファッションスーツに生まれ変わる

発起人である小山氏は、様々な企業の課題解決やプロジェクトの立案を行なうクリエイティブプロデューサー。沖縄県最北端の地 国頭村で築45年の廃ホテルを「YANBARU HOSTEL」という新たな宿泊施設として蘇らせ、それを営む傍ら、クリエイティブプロデューサーとして活躍。

昨年12月にKenichiro Koyama “THE FASHION”を立ち上げ、廃棄予定の衣類を活用したアートを制作するなど、様々な社会問題の解決に向けた取り組みを行っている。

「OKINAWA SUITS」を着用する小山氏

本プロジェクトでは、小山氏本人がスーツのデザインを手掛ける。小山氏は廃棄されるはずの歴史ある“かりゆしウェア”を「スーツの素材」として改めて定義し、もっと若い世代にも好まれるように、驚きと納得を調和させたデザインで、“ハイファッションスーツ”に生まれ変わらせる。

この新たなカルチャーファッションを通じて、沖縄から衣類の大量廃棄問題に対し、問いかけていく。

パッと目を引くお洒落なデザインのスーツが、社会問題を考えるきっかけになるという素敵な取り組み。気になる人は、公式オンラインページにてプロジェクト詳細を確認してみては。

Rethink PROJECT:https://rethink-pjt.jp/

Kenichiro Koyama “THE FASHION”:https://creativeproduceoffice.com/post-166

(Goto)