和菓子好きにはたまらない限定品をご紹介。
■宮中故事になぞらえた、伝統ある京菓子
創業1803年の京菓子「鶴屋吉信」 (つるやよしのぶ)が、本店・直営店限定の夏季商品「御所氷室(ごしょひむろ)28個入」を公式WEBにて一期・二期それぞれ100箱ずつ、期間・数量限定のご予約特別販売を実施する。
鶴屋吉信が、特別に期間・数量限定にてWEB予約販売するのは、通常、京都本店・世田谷店・東京店でしか購入できない干菓子「御所氷室 28個入」。
同商品は、宮中に献上された貴重な氷と冬に咲く梅花を模した、知る人ぞ知る鶴屋吉信伝統の夏銘菓だ。
かつて製氷・冷蔵の技術がなかった時代、冬の間の雪や氷を保管するために山中につくられた専用の設備が「氷室(ひむろ)」。古く宮中では夏にこの貴重な氷を食することで、暑気払いと無病息災を願うならわしがあった。
この故事にならい、氷を模して伝統の氷型に仕上げたスリコハクが「御所氷室」。シャリッとした独特の歯ざわりの中に風味豊かな丹波大納言小豆をちりばめ、冬に咲く梅の花を表現。ほのかに梅酒の風味をこめた、夏にふさわしい清涼感たっぷりの干菓子に仕上がっている。
氷を張った木の桶をあらわした、木の香ふわりと漂う専用の木箱。このような三角形の意匠は「氷形(こおりがた)」と呼ばれる伝統の意匠で、生菓子「水無月」なども同じく氷を表現したもの。
ひとつひとつ丁寧に箱詰めし、青楓のキザトを添え、爽やかな緑の紐でくくって仕上げた。
■各期間100箱ずつの合計200箱限定の販売
「御所氷室 28個入」は、すべて京菓子職人の手作業による希少な銘菓のため、各期間100箱ずつの合計200箱限定の販売となる。
その他、10個入(紙箱仕上・WEB購入可)、36個入(木箱仕上・WEB購入不可)もラインナップ。
「御所氷室」を手軽な紙箱に詰め合わせした「御所氷室 10個入」は、本店・直営店での店頭販売、ならびにWEBにて通常期間での販売を行っている。
自宅で味わうもよし、贈り物にするもよしの「御所氷室 28個入」は、早めにチェックしておきたい。
公式サイト:https://www.tsuruyayoshinobu.jp/shop/g/g623-1/
(Yuko Ogawa)