今年の「アードベッグ・デー」に合わせて発売される、限定の逸品に注目したい。
MHD モエ ヘネシー ディアジオより、ドラゴンの伝説を舞台にした究極の1本『ARDBEG SCORCH(アードベッグ スコーチ)』を、アードベッグ・デーにちなんで、6月2日(水)より数量限定で発売する。
「アードベッグ」は、1815年にスコットランドのアイラ島で生まれたシングルモルトウイスキー。ピートが非常に強くスモーキーでありながら繊細な甘さと高い品質で人を魅了してやまないその風味は、“ピーティーパラドックス”との愛称もあるほどだ。
■「アードベッグ・デ―」に誕生する究極のスピリッツ
毎年5月~6月にかけて行われる、世界中のアードベッグファンと祝うお祭り「アードベッグ・デー」。その機会に発売される限定商品は、その年のアードベッグ・デーのテーマを表現した個性あふれるもの。
2021年のアードベッグ・デーは、英雄やドラゴンの物語が多く語り継がれるアイラ島ならではのテーマ。中でも最強の伝説と言われる強烈なアードベッグの炎を噴くドラゴンの話が、今回のテーマとなった。
そのドラゴンはアードベッグ蒸留所の3番倉庫に住み着き、気性が荒く、強烈にスモーキーな息を吐き、蒸留所の人たちを恐怖に陥れていた。そんな中、立ち上がったのがアードベッグのマスコット犬、ショーティー。
果敢にドラゴンと戦い、無事に蒸留所を守り抜き、戦いに敗れたドラゴンは究極のスピリッツへと姿を変え、戦いの炎によって施されたチャー(風味付けのために樽の内側を焼きつける手法)のカスク(樽)が勝利の証として残った。
香りは、恐ろしいほど濃厚な煤と煙のアロマが押し寄せる。加水するとイバラやセージ、松の枝などのハーブ香が際立つ。味わいはオイリーでスパイシーな口当たり。そして、煤やタールの余韻がいつまでも続く。
■「アードベッグ・デー」とは
アイラ島では毎年5月最終週から6月第1週にかけて、ウイスキーの祭典「アイラ・ウイスキー・フェスティバル(Islay Festival / Feis Ile)」が開催される。期間中、日替わりで各蒸留所において「オープン・デー」が開催され、熱心なモルトファンが現地でしか購入できない限定商品を求めて蒸留所を訪れる。
「オープン・デー」の最終日を飾るのがアードベッグだ。この日を「アードベッグ・デー」と定め、アイラ島に集結するアードベッグファンのみならず、世界中のファンと一緒にお祝いする日としている。
ドラゴンとの戦いの炎による煤と煙のアロマを存分に感じる数量限定商品『アードベッグ スコーチ』を、今年のアードベッグ・デー(6月5日)に愉しんでみては。
アードベッグ・デー 2021 公式ページ:http://www.ardbegjapan.com/ardbegday/
(田原昌)