車いすラグビー元日本代表・官野一彦 スポーツダーツ 公認アンバサダー就任

誰もが楽しめるスポーツ「ダーツ」が、コロナ禍の今、注目を集めている。

TAG Training Gym

■「スポーツダーツプロジェクト」発足

年齢や性別、身体能力の差にとらわれにくい競技である「ダーツ」は、誰もが楽しめるスポーツとして完成された一つの形であるといえる。

さらに、オンラインで競技が完結するダーツは現在のコロナ禍において、他のスポーツと比べ一歩先にある状態にある。

そのように「ダーツ」を認識しているセガサミーグループ「ダーツライブ」は、2020年に”ダーツを誰もが楽しめるスポーツに” をコンセプトとした「スポーツダーツプロジェクト」を発足。

年齢を問わずダーツを健康的に楽しむ場の提供やサポート、ダーツの生涯スポーツ化・文化的発展を目指して活動している。

■車いすラグビーの元日本代表選手がアンバサダーに

「スポーツダーツプロジェクト」のアンバサダーに、車いすラグビーの元日本代表選手である官野一彦選手が就任した。

官野選手は、「車いすラグビー(日本ウィルチェアーラグビー)」の元日本代表選手。パラリンピックに2大会連続出場を果たし、2012年のロンドンでは4位、2016年のリオデジャネイロでは日本車いすラグビー史上初の銅メダルを獲得した。

現役引退後、2020年には出身地である千葉県に障害者アスリートに特化したトレーニングジム「TAG Training Gym」を設立。今回のアンバサダー就任を機に、「ダーツライブ」はダーツマシン「ダーツライブ2」をこのジムに設置した。

公認アンバサダーとなった官野選手は、ダーツが年齢・性別・身体の壁を超えることのできる「ビヨンドスポーツ」であることの啓蒙、ハンディキャップを持つ方々へのダーツ体験会などの活動を通じ、スポーツ競技としてのダーツの普及に尽力していく予定だという。

官野選手がダーツ競技について語る動画が公開されている。最後にその一部を抜粋して紹介しよう。

「車いすラグビーというのは、手と足に麻痺がある人しかやれない競技なんですね。そうなってくると、凄い狭い範囲の競技人口になってしまう。でもダーツに関していうのであれば、若い人から、老若男女問わずやれるしみんなで同時に遊べるので、そういう広い部分で、スポーツとしてもそうだけど、遊びとしてもいろんなカタチで障害があるとか、障害がないとか、男性とか、女性とか、ほんとそこに境目が無くやれるスポーツだと思うんですね」

誰もが楽しめる「ダーツ」、多様性が求められる今のトレンドに最適なスポーツだ。

スポーツダーツプロジェクト公式サイト:https://sportsdarts.jp/

(冨田格)