健康によいとされるオリーブ。?実はオリーブの健康成分・オリーブポリフェノールは果実よりも葉にたくさん含まれているのだとか。
オリーブや柑橘、地元の食材を使ってパンやお菓子を開発する「パン&スイーツ工房菊太郎」より、香川県・小豆島の農家、井上誠耕園のオリーブ葉を使って手作りした「オリーブ葉ショコラ‐抹茶と黒豆入り‐」が登場。
■苦味が課題のオリーブ葉を美味しく食べるには
毎年冬から春先にかけて、井上誠耕園ではオリーブの剪定を行う。秋の収穫期の果実の成り具合も左右する、とても大切な作業だ。
そんな剪定作業ではたくさんのオリーブ葉が採れる。井上誠耕園ではそれらの葉っぱを手作業で細かく切ってオリーブ茶にしたり、化粧品原料にしたりと加工して活用している。
しかし、健康成分の宝庫であるオリーブ葉は、ポリフェノールを含むからこその苦みが特長で、体に良いものの苦くて食べにくいことと、加工の難しさが課題だった。
そこで、何とか美味しく摂ってもらえる商品はできないかと考えた中で生まれたのが「オリーブ葉ショコラ」だ。苦みを程よく生かしつつも、抹茶と甘い黒豆を合わせたことで、オリーブと和の食材が生む、これまでにない新しい美味しさを見つけることができた。
■「オリーブ葉ショコラ‐抹茶と黒豆入り‐」
井上誠耕園のオリーブ葉を粉末にし、国産の有機栽培抹茶とブレンドしたことで、オリーブ葉独特の風味を上手くまろやかにしている。黒豆の優しい甘みがアクセントとなって、オリーブと和の味わいの相性の良さには開発者も驚いた程だとか。
■オリーブ農家だからできる新しいスイーツ
「オリーブ葉ショコラ」を手がけるのは、小豆島出身のパティシエ・片岡柚太朗氏。片岡氏は、小豆島のオリーブ農家ならではスイーツを作りたいと考え、オリーブと和の組み合わせに挑戦した。
苦みの強いオリーブ葉と抹茶をブレンドし、抹茶チョコレートとホワイトチョコレートを加えることで、苦みを抑えて甘みをプラス。しっとりとした食感と食べやすい味に仕上げている。
難しかったのは、オリーブ葉と抹茶の配合比率で、一番美味しく食べられる味を求めて試行錯誤。丹波の黒豆を使っているので、食べ応えがあり、黒豆特有のコクも楽しんで欲しい。
栄養がたっぷりつまった「オリーブ葉ショコラ」は、ギルトフリーなスイーツとして手土産にもちょうど良い。
販売:井上誠耕園直営ショップ、通信販売
(hachi)