‟地域に泊まれる”築150年の町屋ゲストハウス「日向市美々津の宿」誕生

サーフタウンと伝統的な町屋が共存する宮崎県日向市美々津町に、町屋が生まれ変わったゲストハウスが誕生した。

■町屋をリノベーションしたゲストハウス

宮崎県延岡市で放置竹林の対策として「延岡メンマ」を製造販売しているLOCAL BAMBOOは、築150年の町屋をリノベーションしたゲストハウス「日向市美々津の宿」を宮崎県日向市美々津町にオープン。

 

日豊海岸国定公園の南端に位置し美しい自然が残る日向市は、日本の渚・百選に選定され、高い波を求めて全国からサーフィンやボディボードを楽しむ人が集まってくる。温暖な気候で、海も山も楽しめる日向市はサーフタウン構想を掲げて、観光振興や移住促進に取り組んでいる。

日向市の南部にある美々津町は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、江戸時代末期から昭和初期にかけて建てられた家屋が並ぶ美しい町並みが特徴だ。

元禄年間には廻船問屋や商家が多く建ち並び「美々津千軒」と言われるほど栄えた港町で、1871年の廃藩置県では美々津県庁が置かれ、一時は宮崎県の中心地となった。

廃藩置県時代の美々津県庁跡から一望できる美々津の町並は、京都や大阪の町家造りを取り入れたものとして注目され、 上町、中町、新町の通りは、現在も当時の面影を残している。

■「日向市美々津の宿」の魅力

伝統的な建造物が多く残る町並みに佇む町屋をリノベーションしたゲストハウス「日向美々津の宿」。美々津町のヒト・モノ・コトがもつ魅力を感じ、地域を知ることができる滞在拠点を提供していくそうだ。

■築150年の町屋をリノベーション

伝統的建造物保存地区に佇み、あらもの屋(雑貨屋)として使われていた町屋を内装は可能な限りそのままに、美々津の歴史を体感できるゲストハウスとして生まれ変わった。

地域を楽しむゲストハウス

「美々津を楽しんでいただきたい」という想いで、居心地の良さにこだわりながら、テレビ等の娯楽ツールは置かず、シンプルな造りのゲストハウスになっている。長期の滞在が可能なため、移住体験としても利用が可能。

■一棟貸しでグループ・家族旅行にも最適

128㎡ある広々とした空間を贅沢に独り占めして滞在できる。サーフボードを置いたり海遊びの後片付けに適した玄関土間、みんなで楽しく料理できる広々したキッチン、ゆったりくつろげる居間など、一人旅からグループ・家族旅行までさまざまなシーンで活用できそうだ。

温暖な気候のまちで、穏やかな時間が過ごせそうだ。

「日向市美々津の宿」

住所:宮崎県日向市美々津町3388番地
公式サイト:https://www.hyugamy.com/

(冨田格)