築150年の町屋ゲストハウス「日向市美々津の宿」が宮崎にオープン

宮城県日向市美々津町に築150年の町屋ゲストハウスがオープンした。一棟貸しもできるユニークな宿泊施設になっている。

■一棟貸しもできる築150年の町屋ゲストハウス

LOCAL BAMBOOは、築150年の町屋ゲストハウスを宮崎県日向市美々津町にオープンした。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定される美々津町で、移住体験やワーケーションにも活用できる一棟貸しゲストハウスを提供して、地域活性を推進する。「日向市美々津の宿」の特長は以下のとおりだ。

伝統的建造物保存地区に佇み、あらもの屋(雑貨屋)として使われていた町屋を内装は可能な限りそのままに、築150年の町屋をリノベーションを行い、美々津の歴史を体感できるゲストハウスとして生まれ変わった。

「美々津を楽しんでいただきたい」という想いで、居心地の良さにこだわりながら、テレビ等の娯楽ツールは置かず、シンプルな造りのゲストハウスにした。長期の滞在が可能なため、移住体験としても利用可能だ。まさしく地域を楽しむゲストハウスといえる。

一棟貸しでき、128㎡ある広々とした空間を贅沢に独り占めして滞在することができる。サーフボードを置いたり海遊びの後片付けに適した玄関土間、みんなで楽しく料理できる広々したキッチン、ゆったりくつろげる居間など、一人旅から家族旅行までさまざまなシーンで楽しめる。

なお基本料金は10000円から(2名まで)、3名以降は1名追加につき3000円、これに清掃料金(1泊目のみ)9000円が追加される。

■豊かな自然と美しい街並みが残る美々津町


ここで「日向市美々津の宿」がある美々津町を簡単に紹介したい。日向市の南部にある美々津町は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、江戸時代末期から昭和初期にかけて建てられた家屋が並ぶ美しい町並みが特徴だ。

元禄年間には廻船問屋や商家が多く建ち並び、「美々津千軒」と言われるほど栄えた港町で、1871年の廃藩置県では美々津県庁が置かれ、一時は宮崎県の中心地となった。

廃藩置県時代の美々津県庁跡から一望できる美々津の町並は、京都や大阪の町家造りを取り入れたものとして注目され、 上町、中町、新町の通りは、現在も当時の面影を残している。

落ち着いて国内旅行ができる環境が整ったら、「日向市美々津の宿」を訪れてみてはいかがだろうか。古き良き日本の風景に癒されるはずだ。

「日向市美々津の宿」公式ホームページ
https://www.hyugamy.com/

(GINGA)