コロナ禍によって、空気への関心は世界的に高まっている。
■7つの空間清浄ステップ
新型コロナウイルス感染拡大により安心安全な空気環境への社会的関心が高まる中、部屋や食事を選ぶように「空気を選ぶ」という選択肢への需要はさらに高まりを見せている。
米国のPure Solutions LLCは、室内環境を清浄化しクリアな状態を維持するプログラム「Pure wellness room」を開発した。これは7つの空間清浄ステップを採用することで、空気清浄機だけでは除去しきれない付着粒子にもアプローチする空間清浄手法だ。
森トラストはPure Solutions LLCとの間で「Pure wellness room」の日本独占販売店契約を昨年締結。自社運営施設への導入と外部への販売を推進している。
7つのステップの1つである高性能な空気清浄機「Pureマシーン」に搭載されている「Disinfecting Filtration System」(以下、DFS技術)は、浮遊粒子を捕集するだけでなく、電気的な作用によってその活動を抑制する。
DFS技術が搭載された「Pureマシーン」では、0.007㎛の粒子を99.99%除去することが可能で、これは、各種ウイルス(約0.1㎛)の約14分の1の粒子を捕集できることを意味し、浮遊ウイルス・浮遊菌・PM2.5・カビ・花粉やタバコの臭いなど様々なサイズ・形態の有害物質を捕集・除去し、クリアな空気環境を実現する。
■日系のクラシックホテルに初導入
「東京マリオットホテル」や「コンラッド東京」をはじめとした計5軒のホテルと、オフィスや保育施設などに「Pure wellness room」を導入してきた森トラストは、軽井沢の「万平ホテル」にも導入した。
国の登録有形文化財に登録されたアルプス館を有し、一世紀を超える歴史を持つクラシックホテルである「万平ホテル」。日系のクラシックホテルでの「Pure wellness room」導入事例は初となる。
万平ホテルでは7つのステップの一部である「Pureシールド」をメインダイニングルームやカフェテラスに導入することで、客室だけでなくその他のパブリックスペースでも、より安心して滞在できる環境を整備した。
綺麗な空気の軽井沢。「Pure wellness room」の導入で、ホテルの外でも中でも清浄な空気の中、安心の滞在ができそうだ。
万平ホテル:https://www.mampei.co.jp/
(冨田格)