「生き方を耕す」をコンセプトにした 日本の新たなアグリツーリズム第二弾

自然の中、その土地の文化に触れる自給自足を楽しむアグリツーリズム。コロナ禍の今だからこそ体験したいイベントを紹介しよう。

■その地域にしかない農的暮らしの素晴らしさを体験

LIFE FARMING CAMPをご存知だろうか。

これは、“生き方を耕す”をコンセプトに、その地域にしかない農的暮らしの素晴らしさを体験するキャンプのこと。

朝は日の出とともに、森の匂いと風の音で目が覚める。食事は旬の食材を料理し、大地の恵みを噛み締める。その土地の暮らし、文化に触れ、大自然あふれる日常の風景にふっと目をやり深呼吸する。

そんな体験と、地域に暮らす心豊かな人々とのふれあいが、これからの未来をきっとオモシロくする。そういう想いを実現したのがLIFE FARMING CAMPだ。

毎⽇の「つくる・たべる・はたらく」がオモシロくなるインターネット農学校「The CAMPus」とファッションやARTの SHOWディレクションを⼿がける「WATOWA INC.」は、LIFE FARMING CAMP第二弾を、昨年に引き続き長野県野沢温泉村で開催する。

■野沢温泉村に住んで暮らすようなキャンプのメニュー

LIFE FARMING CAMPの特徴は、地域の楽しみ方や文化を知り尽くす現地のネイチャーガイド、インターネット場で農学校を展開する「The CAMPus」、エンターテイメント&アートのプロデュースを手掛けるWATOWA、旬の食材を知り尽くした地元人気レストランのシェフなど、地域資源の魅力をこれまでにない角度から惹き出していくオリジナルチームを編成しキャンプをナビゲートすること。

畑での農体験、火起こし、地域の採れたて食材を使うアウトドア料理、地元の歴史や風習を学ぶ体験、野沢菜発祥の寺での瞑想などをともに行い、内側からその土地に住んで暮らすような体験を提供するとのこと。

舞台となるのは、長野県の野沢温泉村にあるグリーンフィールド。

標高600mから1600mにも及ぶスキーが盛んなこの村では、雪解け水や雨水がブナの木の森から地下に染み渡り、50年の歳月をかけて湧き水となって村の豊かな暮らしを支えている。宿を経営する人々のほとんどが、近くの田畑を耕しながら食を自給し、採れた野菜、米を時に物々交換しながら生活している。


雪のないシーズンにこそ体験できる、豊かな循環型の暮らしがここにはある。そんな、野沢温泉村の中でも特に老舗旅館を経営する家族「河野家」にフィーチャーして、山、田畑、食、温泉、それらを巡る水、自然と共に生きる術を体験できるという。

5月から10月にかけて開催するLIFE FARMING CAMP in NOZAWA-ONSEN 2021は、ACTIVE PLANとRELAX PLANの2種類がある。4月28日より予約受付は始まっているので、興味のある方は早めにサイトをチェックすることをお勧めする。

公式サイト: https://thecampus.jp/lfc/

※実施状況が記事の掲載時と異なる場合があります。ご利用時には公式サイトで最新情報のご確認をお願いします。

(冨田格)