大阪春の風物詩 造幣局 桜の通り抜けをVRとドローン動画でヴァーチャル体験

大阪・春の風物詩がVRバーチャルツアーとドローン動画で、世界中から楽しめるようになった。

■「造幣局 桜の通り抜け」2年連続で中止に

コロナ禍によって世界が激変、人々の生活も一変してしまった。経済はストップ、プライベートでも自由に行動できなくなり、ストレスのたまる生活となっている。

大阪の春の風物詩にも影響は及んでいる。2年連続で、大阪造幣局の通り抜けが中止になったのだ。

そんな状況の中、「桜の通り抜けをバーチャルで作成し、人の心を少しでも安らげたり、豊かにできないか」と考えた人々がいた。それがMP-Strategyと「OSAKA町工場EXPOチーム」だ。

■ヴァーチャルに楽しむ春の風物詩

「OSAKA町工場EXPOチーム」は、OSAKA町工場EXPOに出展している企業と製作スタッフが結成。ものづくりのまち大阪町工場をバーチャル・オンライン・リアルでものづくりの思いや技術力、そして技術継承の必要性を「OSAKA町工場EXPO」で世界に発信している。

これは、2025年大阪・関西万博の「TEAM EXPO 2025」の共創チャレンジとして認定されている。そして、2025年大阪・関西万博に向けて、ものづくりを通して、世界の人々を豊かにし、作り手の人間性の向上ができる町づくりを目指して活動している。

東大阪市のMP-Strategyと「OSAKA町工場EXPOチーム」は、造幣局の広報担当に対して、熱い思い「コロナに負けるな! 大阪から元気を発信! 世界中を元気にしたい!」をプレゼンし、「造幣局 桜の通り抜け」のVRバーチャルツアーとドローン動画が実現した。

2021年の桜の状況は、137品種336本が開花、今年の花は「楊貴妃」だ。南門から中門そして北門までの桜の通り抜けを、57パノラマとドローンによってVRバーチャルツアーを実現した。

またドローン動画は、「めがね橋北側~桜の下」「めがね橋前~中門」「貨幣博物館前~北門」「北門~貨幣博物館前」「ダイジェスト」の5本を作成。

淡い春の色彩が見事な光景をVRバーチャルツアーとドローン動画で堪能して、知らず知らずのうちに蓄積しているコロナ禍のストレスを解消したい。

詳細:https://vrexpo.jp/pressroom/2021/04/19/osaka_zouheikyoku_sakura/

(冨田格)