コロナ禍で増えた在宅時間、自炊を楽しむ人も激増している。
料理動画とミールキット。自炊派にとっては重宝するこの2つを組み合わせて、かつ、シェフが作ったオリジナル料理を一から学べるというサービスが始まった。
■スタディ型ミールキット宅配サービス
料理業界をテクノロジーの力で前進させ、食べる人と作る人が相互に理解し合うことで、食から始まるよりよい社会を目指す会社「efoo(イフー)」は、4月7日(水)に、シェフの動画が付いたスタディ型のミールキット宅配サービス「シェフレピ」のオンライン販売を開始した。
「シェフレピ」は、人気店のシェフや、SNSで話題の出張料理人のオリジナルレシピと、そのレシピに使われる食材や調味料が分量分小分けされて自宅に届けられるミール(食材)キットサービス。
毎月更新される4種のメニューのなかから、好きなものを選んで注文をすると、最短4日で受け取ることができる。
従来のミールキットは「家事改善型」であるのに対し、「シェフレピ」はシェフのテクニックや食材の知識といった知的財産をユーザーが最大限に得ることに特化した新しい「スタディ型」のサービスだ。
■「シェフレピ」の3つの特徴
・シェフのテクニックが学べる
食材の切り方、火加減、調理道具の扱い方、焼き色や煮込みの加減など、調理のポイントを動画で丁寧にフォロー。シェフが長い修業のなかで得た技や知識を思う存分学ぶことができる。
・食材が使う分量だけ届く
「シェフレピ」なら、ほとんどすべての食材が使う分量だけ届くので、珍しい食材を探す手間も、1度しか使わなかったスパイスや調味料を冷蔵庫に眠らせる心配も無用。
・プロの料理を自分で作れる
プロのハイクオリティな料理を、自宅のキッチンでも再現できるようにアレンジした「シェフレピ」。月変わりメニューは、手が込んだメイン料理ばかりだ。
■4月のテーマは「煮込み料理」
4月のテーマは、メイン食材の個性の出し方や、うま味の作り方など料理人のルーツや個性が見えやすい「煮込み料理」。4名のシェフのレシピを紹介しよう。
米沢豚のトムセップ風|h.b.(フリーランス料理人)
牛ホホ肉の赤ワイン煮込み|大森雄哉(TOYO Tokyo)
ウサギ肉のバスク風シードル煮込み|清水和博(エチョラ)
ブランケット・ド・ヴォー(仔牛肉のクリーム煮込み)|白竹俊貴(ペルティカ)
5月のテーマは、「ラム肉」を予定しているとのこと。
手軽に手に入らない食材を、プロのレシピで料理する体験は、自炊の概念を大きく変えてくれそうだ。
シェフレピ :https://chefrepi.com/pages/about/
(冨田格)