四国の酒蔵と四国遍路がコラボ!88種類の日本酒家呑みセットが登場

コロナ時代がきっかけとなって生まれた、日本酒の家呑みセット「四国銘酒88 おへんろ絵巻」が好評だ。

同商品は、今年3月から始まった「四国遍路世界遺産登録祈願プロジェクト」の第一弾。

四国を代表する歴史的文化「四国遍路」を全国に向けて広く紹介し、世界遺産登録への機運を高めていくための取り組みの一環だ。

同プロジェクトの実行委員会事務局を務めるセーラー広告(高松市)は、広告やイベントなど従来の基幹事業とは異なる視点から、四国の新たなブランド価値づくりを目指している。

■四国の酒蔵、霊場会、広告会社の三者が協同

企画のきっかけは、コロナ禍でお酒の販売が激減したという酒造会社社長からの声だった。

一方、四国八十八ヶ所霊場の各寺も、海外や日本各地からの遍路客や参拝客が例年の10分の1程度にまで落ち込み、高まりつつあった世界遺産登録推進活動も気勢が削がれた状態だった。

危機感を感じている各担当者と共に、活性化につながるアイデアを考えていたところ、「四国の霊場と酒蔵がコラボして付加価値のある商品を作り発信すれば、全国的に話題を集めることができ、両者にとってプラスの効果が生まれるのではないか」という案が浮かんだ。

このふたつを一つにすれば相乗効果が生まれ、霊場、酒蔵がお互いに応援し合い支え合うことができ、また四国のイメージを全国や世界に発信することで、地域活性化にもつながると考えた。

4県の酒蔵、霊場会、そして地元の広告会社が前例のないスケールで集結したためとりまとめが難航したが、四苦八苦の末に生まれた「四国銘酒88 おへんろ絵巻」。

霊場の数にちなんだ88種類のお酒を、今年6月から毎月8本ずつ11回に分けて頒布会形式で届ける。

■四国の魅力を88本の銘酒に込めて発信

お酒は純米酒や吟醸酒が中心、中には大吟醸酒もあり、お酒の種類や銘柄で飲み比べることが可能。

1番から88番まで札所や遍路道が描かれたラベルを横に並べると1本の遍路道がつながり、お酒を味わいながら、11か月かけて四国遍路気分が楽しめる仕上がりだ。

「四国銘酒88 おへんろ絵巻」8本セットを11ヶ月かけて発送

中には全国新酒鑑評会で入選した銘柄はもちろん、四国以外にはあまり流通しない蔵元の希少な酒も含まれ、お酒の飲み比べが好きな人や新たな名酒との出会いを求めるファンも楽しめるラインナップ。

日本酒愛好家や四国遍路ファンだけでなく、贈り物や、遍路が好きだった故人へのお供えとしても選ばれているのだとか。

1本300ml・88本 / 88,000円(消費税・送料込、北海道・沖縄は追加送料あり)

申込期間は5月13日17:00まで。予定数量1,000セットに達した時点で受付終了となるので早めの申し込みをお勧めする。

また、同プロジェクトの売り上げの一部は四国八十八ヶ所霊場会と四国遍路世界遺産登録推進協議会に寄付される。

四国の伝統文化への支援にもつながる同商品。四国の銘酒で自宅時間を楽しみたい。

URL:https://www.shikoku88knot.net/

(hachi)