海外旅行が難しい状況が続くが、旅行・航空会社はあらゆる工夫を凝らしている。JTBとANAは共同で海外を感じられる国内遊覧チャーターフライトを展開する。

■海外の魅力をリアルに感じられるフライト

 

JTBとJALは、海外旅行をテーマにした「JTB×JAL海外を感じる 国内遊覧チャーターフライト」を共同企画し、シリーズ展開する。国際線機材を活用し、国内での「リアル」な体験と合わせて海外各国の魅力をライブ中継や現地映像などで「バーチャル」に海外旅行体験ができる。

両社は海外旅行を待ち望む利用客に、日本国内での遊覧チャーターフライトに海外のエッセンスを組み合わせたプランにより、ポストコロナに向けた海外渡航気運の醸成と観光産業の活性化への貢献を目指している。

このチャーターフライトは「JTBこころトリップ」の特別企画として、5月から10月までの間、計6回予定されている。

■宇宙を夢みるプランも登場

 

プランは、毎回異なるテーマを用意し、機内ではその国ならではの演出を楽しめる。遊覧フライトでのリアル体験と、海外各国の魅力を映像などでバーチャルに体験することで、海外へのフライト気分を味わうことができるのだ。シリーズ発売の第一弾では、二つのプランが用意されている。

「アジアンジェット」では、5月はシンガポール、6月は台湾にちなんだオリジナルメニューの機内食を用意。機内では各国のおすすめ現地情報の動画を楽しめる。

また、「皆既月食特別フライト～宇宙を夢見るムーンライト～」では、スーパームーンが皆既月食になる5月26日、ケネディスペースセンター（アメリカ・フロリダ州）の映像を交えて、日本宇宙少年団・宇宙兄さんズによる人類の月への挑戦や気になる宇宙食の話など、トークショーが楽しめる。遊覧フライトでは宇宙を模した機内演出と空からの皆既月食観賞を実施。宇宙のロマンを体感できそうだ。

単なる遊覧飛行ではなく、知的興奮を引き起こすようなプランだ。チェックしてほしい。

専用サイト
https://www.jtb.co.jp/lookjtb/kokorotrip/index.asp
（GINGA）