コロナ終息への願いを込めて。水墨画家・土屋秋恆が描く「御神獣画展」開催

これまでの価値観が大きく変化するなど、常に不安がつきまとうコロナ時代。不安定な時だからこそ、力強いアート作品に触れてみるのはいかがだろう。

■神社仏閣や海外王室に寄贈・奉納してきた神獣画

今回紹介するのは、国内外から高い評価を得ている水墨画家であり現代美術家でもある土屋秋恆(つちや しゅうこう)氏の作品展。

数々の神社仏閣や海外王室に神獣画を寄贈・奉納してきた土屋秋恆氏。コロナ時代にとどめを刺すべく挑む「御神獣画展」が、3月31日より東京にて開催される。

作者の手を離れ駆け跳ね回るごときエネルギーが人々の願いに寄り添い力を貸してくれることを信じながら制作した渾身の作品が展示される。

鳳凰図

■「御神獣画」の由縁

中国で生まれた陰陽五行という教えは、5〜6世紀、水墨画の伝来と同じ頃、日本に伝来し私たちの思想や暮らしに深く根付いてきた。

この陰陽五行では神の使い「神獣」が私達を守護すると言われており、青龍、白虎、玄武、鳳凰、麒麟の五神獣にそれぞれの役割や働きがある。

私達が日々の暮らしの中で、何かを願い祈るとき、努力や頑張り以上の人知を超えた力をこの神獣が担い、持ち主が最大限の力が発揮出来るよう力を貸してくれると言われている。

依頼主の生い立ちや歴史まで遡り、その本人のイメージで未来に大きく突破、発展するよう渾身の祈りを込めて描かれる特別な一点。それが特別意匠 御神獣画である。

白虎図

■世界から一目置かれる芸術家

土屋 秋恆氏は18歳より水墨画をはじめ、2年という異例の早さで南北墨画会師範となる。

ライブパフォーマンスやDIOR、FENDI、LEXUS、FERRARIなど世界中のハイブランドとのコラボレーションなど従来の水墨画の枠を越えた幅広いジャンルへと活動を展開している。

30歳で古典技法とポップアートが融合した新しい水墨画のスタイルを確立。今日その作品は現代アートとしても取引され年齢国籍を問わず幅広い層に受け入れられている。

着物や屏風など他ジャンルの日本伝統文化継承にも積極的に参画し、2013年より水墨画業界全体の活性化を願い自身が主宰する水墨画教室 墨閃会を発足。

現在最も実力のある水墨画家の一人であり、現代美術家として多方面で活躍している。

松陰神社 奉納 松下虎図

力強い筆使いが印象的なアートに触れながら、新しい時代を乗り切ろう。

御神獣画展

場所:SEN STUDIO 東京都世田谷区北沢3-5-9 フジTVビル2階
会期:3月31日 (水)~ 4月11日(日)会期中無休
時間:11:00 ~ 18:00(左記時間外は予約制)
観覧無料

「土屋秋恆」公式サイト:https://www.shukoutsuchiya.com

(hachi)