地ビールを元にしたクラフトジン「Hakatagawa craft GIN」誕生

コロナ禍によって消費が減ってしまった地ビールをなんとかしたい。そんな想いから作られたクラフトジンが新登場!

ホテルオークラ福岡では、ホテルの地下醸造所で造るビール「博多ドラフト」を原料に、福岡県八女市の老舗蔵元「喜多屋」と共同開発したクラフトジン「Hakatagawa craft GIN(ハカタガワ クラフト ジン)」を販売する。

■地ビールからクラフトジンへ生まれ変わる
新型コロナウイルス感染拡大の影響で消費が低迷した「博多ドラフト」の余剰在庫を心配していた折、“クラフトジンへの再生”を喜多屋に相談したところ、何度も試作を繰り返し、味にこだわったクラフトジンが出来上がった。

1,000リットルの「博多ドラフト」を蒸留してできた、70リットルのクラフトジン。原料には「博多ドラフト」のアルス(ケルシュ)75%、ダイコク(スタウト)25%を配合し、仕上げのボタニカルにはドイツ産ホップを使用。どこまでも澄んだ味わいを、まずはロックで楽しもう。

■世界的にも珍しい、ビールをベースとしたクラフトジン
ビールをベースとしたクラフトジンは世界を見ても例がとても少ないことから、ホテルオークラ福岡で醸造されているクラフトビールの個性が、きちんとジンに反映された上で美味しくなることに喜多屋は苦心したという。

具体的には、2種類のビールのブレンド割合を工夫し、とりわけスタウトビールである「ダイコク」の個性をどう活かすかがポイントとなった。 ビールはアルコール度数が低いので、ジンになるために3回の蒸留が必要であり、香りを逃がさない丁寧な減圧蒸留を行った。また、ジュニパーベリー以外にどのようなボタニカルを使うかの検討にあたっても、クラフトビールの個性を発展的に伸ばすことを重視。

クラフトビールに使われているホップをボタニカルとして使用するアイディアが生まれ、他に類を見ないオリジナリティーあふれるクラフトジンが誕生した。

【HAKATAGAWA craft GIN】
内容量:50ml
アルコール分:45度
限定数:1,400本
販売開始日:3月29日(月)
販売店舗:ホテルオークラ福岡1階 ペストリーブティック
価格:1本 1,320円(消費税込)

■喜多屋について
喜多屋の創業は江戸時代文政年間(1820年)。「酒を通して多くの喜びを伝えたい」という想いが込められた「喜多屋」の名を企業理念の根幹に持ち、お茶の産地としても有名な八女の伏流水とこだわりのお米で、真摯に日本酒造りと向き合う酒蔵。

■博多ドラフトについて
ホテルオークラ福岡は、館内にビール醸造所を持つ日本でも珍しいホテル。1999年の創業時より毎日「ブラウワー」と呼ばれるビール職人たちが、ホテルオークラ福岡オリジナルのビールを造り続けてきた。ビールスタイルでは、ケルシュ、アルト、スタウト、ヴァイツェンの4種を常時醸造しており、スペシャルビールとして季節に合ったビールを醸造。

新しいチャレンジによって誕生した、クラフトジンを味わってみては。

所在地:福岡県福岡市博多区下川端町3-2 博多リバレイン
ホテルオークラ福岡:https://www.fuk.hotelokura.co.jp

(田原昌)