地元に根ざした生産者のこだわりが詰まったECサイトに注目だ。
■北三陸の11の生産者が連携したプロジェクト
三陸海岸の北側に位置する北三陸と呼ばれるエリアは、独特の地形や気候が素晴らしい食材を生み出し、こだわりの強い生産者が多数存在している。
そんな北三陸を象徴する生産者のこだわり抜いた製品と、それを生み出している生産者・生産現場を通じ食をより深く楽しもうとするユーザーに向けて北三陸エリアを発信していきたいと、3月6日に誕生したのがECサイト「北三陸エクスペリエンス」 だ。
このプロジェクトを運営するのは、「北三陸を世界に発信する」をミッションに掲げ自らも北三陸の生産者である北三陸ファクトリー。志を同じくする北三陸の海産物・農産物・酪農・畜産などの若手からベテランの生産者と連携して取り組んでいる。
グランドオープンした「北三陸エクスペリエンス」 では、数量限定で「北三陸の魚介に合う、南部美人。」の予約受付を開始した。
■「南部美人」の特別な純米吟醸酒
岩手県二戸市の「南部美人」は、日本酒の世界では、風雲児的な蔵元だ。代々続いていた蔵元のあり方を変え、杜氏とともに新しい時代の新しい日本酒をつくっている。
インターナショナルワインチャレンジ(IWC)2017で「チャンピオンサケ」を受賞。JAL国際線ファーストクラスラウンジでも採用している。
また、海外で日本酒をつくってみたいという人には、知識や技術を惜しみなく教えるなどの活動も行う。
テロワールにもこだわっており、二戸産の酒米、清らかな伏流水、二戸の酒蔵で醸した南部美人の酒を二戸産の食材と合わせて二戸産の漆器で味わうことで「にのへ型テロワール」は完成するとしている。
「北三陸の魚介に合う、南部美人。」は、北三陸エクスペリエンスに登場する海の幸と最高のマリアージュが楽しめるよう造った特別な純米吟醸酒だ。
ここ数年で一番の出来となった「ぎんおとめ」を50%まで磨き、南部杜氏の伝統技法により、丁寧に低温発酵。
ラベルは、南部藩御用紙でもあった北限の手漉き和紙、花巻市・成島和紙を用い、印刷は宮古市・花坂印刷工業の活版印刷。篆刻は、南部藩御印判士の流れをくむ盛岡市・スズエ印房によるもの。
まさに、北三陸エリアが生み出した逸品だ。
旅にも行きづらい今の時代、北三陸ならではの魚介類と、「北三陸の魚介に合う、南部美人。」を取り寄せて、在宅時間を楽しんでみてはいかがだろう。
「北三陸の魚介に合う、南部美人。」は数量限定なので、気になる方は早めの予約を。
北三陸エクスペリエンス:https://ex.kitasanriku.jp
(冨田格)