温泉と日本酒の蔵元が異業種コラボ。日本酒お助けイベント開催!

温泉と日本酒。助け合いによって生まれた特別メニューやおふろが登場。

温泉道場が運営する埼玉県内の温浴施設5店舗では、県内の若手蔵元2蔵と協力して、日本酒を活用したイベントとなっている。

このイベントでは、石井酒造と松岡醸造の日本酒や酒粕を使用した日本酒風呂や甘酒風呂、甘酒パックなどを各店で実施する。また、4店舗のレストランにて、今回のイベントのために開発した酒粕を使用した特別メニューを提供。

■今回のイベントの背景

「コロナ禍において、冠婚葬祭やイベントが減少し、日本酒の消費が落ち込んでいる。酒粕が大量に余っている」そんな温泉道場と石井酒造の代表同士のSNS上での情報交換がコラボレーションのきっかけ。フードロスを少しでも減らしたい、温浴施設で酒粕や日本酒を活用できないかという思いから、今回のイベントへの準備が進められた。3月上旬には、「O Park OGOSE」に両蔵元を招き、酒粕を活用した料理の試食会を実施した。

今回のイベントを皮切りに、今後も「飲むこと」以外での日本酒の活用方法を発信し、地元埼玉の日本酒やローカルの事業を盛り上げていきたいと考えている。

・酒粕を使用した特別メニュー
酒粕を使用したパスタ、パンサラダ、手羽先の粕漬け焼きなど、酒粕がふわっと香る料理を、「おふろcafé utatane」を除く店舗のレストランにて提供。

イベント期間:3月22日(月)~4月4日(日)
対象店舗:
昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉(埼玉県比企郡ときがわ町)
おふろcafe 白寿の湯(埼玉県児玉郡神川町)
おふろcafe utatane(埼玉県さいたま市)
おふろcafe bivouac(埼玉県熊谷市)
BIO-RESORT HOTEL & SPA O Park OGOSE(埼玉県入間郡越生町)

■石井酒造
天保11年(1840年)に初代石井欣兵衛(きんべえ)が埼玉県幸手市にて創業。代表銘柄は「豊明」。
https://www.ishii-syuzo.jp/home.html

■松岡醸造
江戸末期の嘉永4年(1851年)創業。埼玉県最多連続記録8年連続金賞受賞酒蔵(通算17度)。代表銘柄は「帝松」。庭園内で営む酒蔵レストラン「松風庵」も人気。
https://www.mikadomatsu.com/

温泉につかりながら、日本酒の新しい楽しみ方を知ってみよう。

(田原昌)