BMWの大型SAV「X5」「X6」「X7」が、さらに効率的かつ上質に

BMWが掲げるSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の先駆けである「X5」は、気づけば20年を超えるロングセラーモデルとなり、2019年に登場した現行モデルは4代目を数える。現在はディーゼル仕様をメインに、Xシリーズ唯一のプラグインハイブリッド仕様や高性能版の「M50i」をラインナップしている。

X6」は「X5」をベースとしつつ、スタイリッシュなクーペスタイルや贅沢な仕立てを特徴とする。2019年末にデビューした現行の3代目では、ライトアップ機能を備えた「キドニーグリル アイコニック・グロー」を初採用している。

そして、もはや豪華客船のような雰囲気さえ醸しだす「X7」は、BMWの最上級ラグジュアリーSUVにふさわしい風格や装備類をまとって2019年6月に初登場。3列7人乗り(2列目がベンチシート)と、3列6人乗り(2列目がセパレートシート)が用意されている。

今回の改良では、それぞれディーゼル仕様に48Vのマイルドハイブリッド・テクノロジーを搭載することで、燃費改善だけでなく、より洗練された発進マナーやダイナミクス性能の向上も図られている。

パワートレーンは、いずれも3.0Lの直6ターボディーゼル+8速AT+4WDシステムを搭載。「X5」と「X6」では最高出力286ps/最大トルク650Nm、高出力チューンが施された「X7」では同じく340ps/700Nmを発生する。燃費はWLTCモードで、「X5」と「X6」が12.4km/L、「X7」が11.4km/Lをマークしている。

追加されたマイルドハイブリッド・テクノロジーは、制動エネルギーの回生を行う48Vスターター・ジェネレーターと、それによって発電された電気を蓄積する追加のバッテリーで構成。スターター・ジェネレーターが電気駆動システムも兼ねることで、エンジンの負荷を軽減するとともに、エネルギー効率を最適化している。

さらにコースティング機能の採用も相まって、WLTCモード燃費は最大で1.1km/L向上しているという。その一方、電動ブースト(最大8kW/11ps)によって、発進時や加速中にパワーアシストを加え、SAVと謳うスポーティな走りに磨きをかけている。

■グレードおよび価格
X5 xDrive35d=945万円
X5 xDrive35d Mスポーツ=1,043万円

X6 xDrive35d=997万円
X6 xDrive35d Mスポーツ=1,081万円

X7 xDrive40d=1,114万円
X7 xDrive40d ピュア デザイン エクセレンス=1,250万円
X7 xDrive40d Mスポーツ=1,286万円

(zlatan)

画像元:BMWジャパン