築137年 明治建築の古民家を改修した一棟貸しの宿、山梨県北杜市に誕生

山里の古民家で、のんびりと時を過ごす贅沢。

山梨県北杜市にオープンした古民家一棟貸しの宿を紹介しよう。

■古民家宿るうふ 峡之家

山梨県に築100年前後の古民家を改修し一棟貸しの宿を3棟運営している古民家宿るうふは、山梨県北杜市に「古民家宿るうふ 峡之家」を3月12日にグランドオープンする。

るうふは、各宿ごとに異なる”火の体験”、”時の体験”、”土地の体験”を用意しており、各地域や家に残る歴史を深堀りし、地域ならではの体験ができる体験型宿泊施設だ。

■山梨県北杜市の地域の特徴

名水の産地である山梨県北杜市は、山紫水明(日が照り映え山が紫に見え、川が清らかに流れる。美しい山水の形容)と言われている。

昭和30年までは家庭用燃料として炭焼き(薪炭)を生業とする人々が多く、山腹からは毎日の様に日に透けて「紫色」に澄みきった煙が立ち昇っていたと文献に記録されている。

特産品の紫花豆((冷涼な地域でしか育たない貴重な高原花豆)は、北杜市の中でも須玉町の”増富地区”と高根町の”清里地区”でしか栽培できない希少品だ。

そんな北杜市の須玉町比志地区に「古民家宿るうふ 峡之家」は位置する。

先祖代々、稲作や養蚕、冬場は土木を生業としていた兼業農家の方が残されてきた生活文化財で、長く奥行きのある母屋に2つの土蔵が特徴的な民家を再活用した木造平家建ての築137年の古民家。

■峡之家だから体験できること

須玉町比志ならではの〝水菓子づくり〟体験

金峰山・瑞牆山源流の名水を使った水菓子作り体験ができる。

庭で星空を見上げながら体験する『 火の体験 』

庭で星空を眺めながら『 焚き火 』。周りを気にすることなく火を囲みながら話す、夜の時間をゆったりと楽しめそうだ。

土蔵を利用した檜の露天風呂

朝は山間から登る朝日を、夜は満点の星空を楽しみながら、24時間温かい檜露天風呂から、表情豊かな須玉町の風景を楽まめる。

土蔵を利用した ワインバー

母屋の横に併設された蔵に、るうふのスタッフ厳選の”山梨県産のワイン”を取り揃えている。

特別な体験ができそうな一棟貸しの古民家の宿。グループで泊まりに行く計画を立ててみたい。

古民家宿るうふ 峡之家

所在地 : 山梨県北杜市須玉町比志1068
公式サイト:https://loof-inn.com/hotels/kyonoie/

(冨田格)