社会情勢によりホテル業界に関して暗い話題が多いが、京都から明るいニュースが飛び込んできた。京都の中心地に町家を改修したホテルがオープンする。
■町家を改修した交通至便なホテル
東京建物とカンデオ・ホスピタリティ・マネジメントは、京都市中京区にて伝統的な町家を改修し活用したホテル「カンデオホテルズ京都烏丸六角(仮称)」(地上10階、延床面積約3,453.28㎡)を、2021年6月に開業することを発表した。
このホテルは、JR京都駅からもアクセス抜群で京都の中心地である烏丸御池駅からも徒歩3分に位置し、主要観光スポット巡りの拠点に最適な立地に誕生する。
レセプション棟、客室棟、大浴場棟の3つの棟で構成され、お客様が京町家の空間及び文化価値を体験できるようにに京都市指定・登録文化財である旧伴家を改修した。
レセプション棟2階のラウンジ・バーは畳空間をそのまま残し、京町家を感じながらくつろげる空間を、また、レセプション棟1階の応接の間では利用客が、それぞれの時間を楽しめる空間を作り、町家に住む感覚を体験できる。
■唯一無地の体験ができるホテル
最上階の展望露天風呂を設置する。ビジネスや観光で訪れた都市の中心で、まるで高級な温泉旅館のように日本の風呂文化に浸り、時と共に表情を変える空の下で、心と体の奥から癒される、日本の感性を映し出した天空のスパを用意している。
カンデオホテルズには、いわゆる接客マニュアルは存在しない。相手を思いやり、求めているものを察して、積極的かつ上質なホスピタリティ・サービスとして提供していく、日本らしいおもてなしを大切にする。
地のものを取り入れた豊富な種類の朝食を提供する。日本の食文化を大切にし、宿泊客の体調に合わせた食べ合わせの提案なども行う。
ハード面だけでなく、宿泊客に寄り添うソフト面の期待もできるホテルになりそうだ。京都観光・ビジネスの拠点に使ってほしい。
カンデオホテルズホームページ
https://www.candeohotels.com/ja/
(GINGA)