マクラーレンの新型スーパーカー「アルトゥーラ」は、ブランド史上初となるV6ハイブリッドやADASを搭載

ひと目でマクラーレンと分かる特徴的なエクステリアをまとうアルトゥーラは、レーシングカーとロードカーにおける半世紀以上の専門性と経験を“一滴残らず注ぎ込んだ”と謳われる。

ボディサイズは、全長4,539×全幅1,913×全高1,193mm、ホイールベース2,640mmで、カーボンファイバーとスーパーフォームド(成形)アルミニウムを用いた「マクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)」を初めて採用したモデルとなる。

また、エンジンやハイブリッドシステムの軽量化も追求し、搭載するアルミニウム製のV6エンジンはマクラーレンのV8エンジンよりも50kg軽く、ハイブリッドシステムの総重量もわずか130kgに抑えることで、DIN車重はクラス最軽量レベルの1,498kgを実現している。

パワートレーンは、新設計の3.0L・V6ツインターボガソリン+電動モーター+8速デュアルクラッチ+後輪駆動を組み合わせた「ハイパフォーマンス・ハイブリッド(HPH)」を搭載。V6ツインターボの最高出力はリッターあたり200psに迫る585ps、最大トルクは585Nmを発生する。

さらに95ps/225Nmを瞬時に発生する電動モーターによって、トータル出力は680ps/720Nmにまで到達し、0-100km/h加速=3.0秒という猛烈な加速や、マクラーレンのスーパーカーでもっともシャープなスロットルレスポンスを実現している。

ドライブモードは、「E」「Comfort」「Sport」「Track」という4種類から選べる。外部充電にも対応し、最長30kmかつ最高速度130km/hのEV走行も可能に。標準のEVSEケーブルを用いた場合、およそ2時間半でバッテリーの0%から80%まで充電される。

その他、マクラーレン初となるADAS(先進運転支援システム)がオプション設定されている点も新しい。ストップ&ゴー機能付きのアダプティブクルーズコントロールをはじめ、レーンデパーチャー・ウォーニング、ハイビームアシスト、ロードサイン・レコグニションのほか、オーバー・ジ・エア(OTA)によるソフトウェアのアップデートも可能だ。価格は18万5,500ポンド~(日本円に換算すると約2,740万円)

(zlatan)

画像元:マクラーレン・オートモーティブ