マツダ初の量産EVは、街乗りメインのスタイリッシュな個性派SUV

新型MX-30 EV MODELは、観音開きのフリースタイルドアをはじめとしたスタイリッシュなデザインや、ナチュラルな操縦感覚、輸入車とも異なる新しい個性が楽しめるクロスオーバーSUV。

EV専用に基本骨格やボディを強化した「SKYACTIVビークルアーキテクチャー」と電動化技術の「e-SKYACTIV」をベースに、なめらかで新鮮な加速フィールや意のままの操縦性が与えられている。

搭載するリチウムイオンバッテリーの総電力量は、比較的コンパクトな35.5kWh。一充電での最大航続距離は256km。車重や効率性、well to wheelでの環境性能をバランスさせた結果、普段使いの街乗りを優先した仕様とされている。

モーターは、最高出力107kW/4,500-11,000rpm、最大トルク270Nm/0-3,243rpmを発生し、アクセルを踏み込んだ瞬間から力強くシームレスに加速していく。

モーターペダル(アクセルペダル)/ブレーキペダルの操作感は、あくまでも人間の自然な感覚に寄り添ったセッティングとされている。また、いわゆるワンペダルでの操作を良しとせず、ふたつのペダル操作を基本としている点もマツダならではのこだわりだ。

その一方、ステアリングホイールには、回生ブレーキの強弱を変更できるパドルシフトが備わる。通常走行時の「D」レンジを基準に、プラス(左パドル)とマイナス(右パドル)、それぞれ2段ずつの合計5段を駆使し、たとえば下り坂では左パドルで回生量を増やして減速、たとえば流れのよい幹線道路では右パドルで回生量を減らしてスイスイと走る、といった具合だ。

充電方式は、普通(AC)ならびに急速(DC)に対応。急速充電はCHAdeMO規格を採用し、約40分で80%まで充電される。

そのほか、コネクティッドサービスとスマホの専用アプリ「MyMazda」が連携し、バッテリーの状態確認や充電し忘れ通知、出発前のエアコン操作など、EVだからこそのシームレスな機能も充実している。

■グレードおよび価格
EV=451万円
EV ベーシックセット=458万7,000円
EV ハイエストセット=495万円

(zlatan)

画像元:MAZDA