欧州ナンバーワンSUV「キャプチャー」がフルモデルチェンジ。ルノーの新時代が加速する!

新型キャプチャーの外装デザインは、しなやかなアスリートの筋肉を彷彿させる躍動感とエレガントな曲線による官能性が、見事に融合されている。

ボディサイズは全長4,230(先代比+95)×全幅1,795(同+15)×全高1,590mm(同+5)、ホイールベース2,640mm(同+35)。前後のスキッドプレートやアルミ製ルーフレール、18インチの大径アルミホイールなどを採用し、先代モデルよりもSUVらしい逞しさが強められている。

また、前後ライトにはルノーの象徴たる「Cシェイプ」や3D効果を生みだすダイヤモンドのモチーフなどを採用し、昼でも夜でもそれと分かる特徴を付与。フロントバンパー両端には、ホイールハウスへとつながるエアディフレクターを装備し、空力や燃費の向上も狙っている。

ボディカラーは全6色+フローティングルーフによる2トーンを採用。ルーフ色はブラックが基本で、ボディが黒の場合のみホワイトルーフが組み合わされる。

内装は一気にモダンになった。“スマートコクピット”というコンセプトで作られた前席では、宙に浮いているようなフライングセンターコンソールを中心に、より高い位置に配されたシフトレバーや電動パーキングブレーキ、センターパッド部を小型化したステアリングホイール(ヒーター内蔵)+パドルシフトなどを採用して、ドライバーコンシャスな空間を構築している。

新設計のシートも見逃せない。薄型形状のヘッドレストやシートバックを採用したシートヒーター付きの前席は、快適な座り心地を実現するだけでなく、後席に座る乗員の視認性や足元スペースなどを広げる効果もある。

後席は6:4の分割可倒式で、最大160mmの前後スライドも可能としている。ラゲッジ容量は536Lから最大1,235Lまで広がる。そのほか、7インチのイージーリンク・タッチスクリーンや同じく7インチのデジタルメーターパネル、前後席用それぞれのUSBソケット、BOSEサウンドシステムなどを標準装備して快適性を高めている。

パワートレーンは、最高出力154ps/5,500rpm、最大トルク270Nm/1,800rpmを発生する1.3リッターの直噴ガソリンターボに、湿式デュアルクラッチの7速ATを組み合わせる。WLTCモード燃費は17.0km/L。ドライブモードは、「My Sense(初期設定)」「スポーツ」「エコ」の3種類が用意されている。

運転支援システムは先の「新型ルーテシア」と同じく、衝突被害軽減ブレーキ(歩行者ならびに自転車検知機能付き)やストップ&ゴー機能付きのアダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、360°カメラ、パーキングセンサーなどを備える。

価格はベーシックな「インテンス」が299万円、装備充実の「インテンス テックパック」が319万円。

(zlatan)

画像元:ルノー・ジャポン