「音楽を描く」現代美術家オリバー・ビアの個展が銀座 蔦屋書店で開催

銀座 蔦屋書店に併設された「CLUB」は、日本ではまだ目にする機会が少ないコンテンポラリーアーティストを中心にした展示会を行うギャラリー。

2⽉6⽇(⼟)より、世界中で活躍するアーティスト、オリバー・ビアの個展「Ghost Notes (Part 1)」が開催中だ。

■7月開催のパート2と合わせて二部構成の展示

「ゴースト・ノート」とは、ほとんど聞こえないほどに抑えて奏でられる音を意味する音楽用語。

オリバー・ビアは2019年のニューヨークのメトロポリタン美術館での個展を経て、新たな作品を二部構成で紹介する。

「Ghost Notes (Part 1)」は、音楽とハーモニーのもつ普遍的な特徴がいかに文明や時代を超え、様々な文化を結びつけているかを探究した平面作品を。7月に予定されている「Ghost Notes (Part 2)」は、体験型のインスタレーションの展示となる。

■音楽と絵画を融合させた作品

今回の「Ghost Notes (Part 1)」ではヴァイオリン、音叉、色鉛筆、蝶貝の輝く破片、メトロノームなどを、ビアが「二次元彫刻」と呼ぶ絵画のような作品へと進化させる。実物を精確な角度で切断したものを、それぞれ断面だけが見えるように樹脂の固まりに埋め込み、それらを完全に平坦になるまで研磨していく。

この独自の制作方法によって絵画と彫刻の両方をひとつの作品へと落とし込む。立体は平面となり、複数の視点が同時に知覚される「物質的キュビズム」のようなものとなる。

銀座の中心で、最先端のアートに触れてみよう。

Ghost Notes (Part 1) ゴースト ノート パート1
会期:2月6日(土)~3月16日(火)
休廊:⽇曜、⽉曜。また、2月24日(水)・25日(木)はGINZA SIX休館の為休廊
場所: GINZA SIX 6F THE CLUB(銀座 蔦屋書店内)
⼊場 :無料
予約URL:https://airrsv.net/theclub/calendar

(TF)