リゾート地モルディブに、またひとつラグジュアリーなホテルが建つ。
世界最大のホテルチェーン、マリオット・インターナショナルは2021年春に、「ザ・リッツ・カールトン モルディブ、ファリアイランド」を開業する。
■モルディブの自然と調和した全100棟のヴィラ
「ザ・リッツ・カールトン モルディブ、ファリアイランド」は、北マーレ環礁の北東部にあるラグジュアリーリゾートのために作られた人工の島ファリ諸島に位置している。マーレ国際空港からスピードボートで45分、水上飛行機で10分とアクセスに優れている。
ターコイズブルーのラグーン、海洋生物が多生息するサンゴ礁に囲まれた空間で、至福のひとときを過ごせる。
ホテルのデザインは、数々のラグジュアリリゾートを手掛けた建築家ケリー・ヒルの建築会社が手掛け、モルディブの文化とターコイズブルーのサンゴ礁、渦巻く海風のイメージを採り入れた、モダンな円形デザインとなっている。水上ヴィラとビーチヴィラを含め全100棟からなるヴィラは、1ベッドルームから3ベッドルームタイプにわかれている。
プライバシー重視の各ヴィラは、水、風景、そよ風が空間を自由自在に流れる様子をイメージした曲線を随所に採り入れ、自然を感じられるスタイルを採用している。
客室内のインテリアは、地域の伝統工芸品をモチーフにしたカスタムデザインの家具、ラグ、布地を採用し、モルディブの文化と自然環境が融合された空間となっている。全ベッドルームから地平線を見渡すことができ、曲線デザインが特徴のプライべートプールからはサンゴ礁の絶景を楽しめる。
■自然環境に配慮した設計
郷土料理と世界各国の料理を楽しめるレストランが複数併設され、ビーチクラブ、ブティックや多数の飲食店が集まる「ファリアリーナ」も徒歩圏内にある。フィットネス施設、スパを含むレクリエーション施設など、リッツ・カールトンならではのホスピタリティサービスも各種用意されている。
設計においては、壊れやすいサンゴ礁の生態系への影響を最小限に抑えることを最重視している。先駆的なプレハブの設計方法と材料を使用することで、島内での伐採や重作業を削減し、廃棄物・汚染ゼロを達成した。
海外への渡航が自由にできるようになれば、真っ先に足を運びたいホテルだ。
ザ・リッツ・カールトン公式サイト:https://www.ritzcarlton.com/jp
(TF)