メルセデスの正統派SUV「GLC」に、モーターのみで46.8kmを走るプラグインハイブリッド仕様

一昨年の10月にマイナーチェンジを実施した「GLCならびにGLCクーペ」は、SUVらしさを強く主張する内外装や出力向上を遂げたパワートレーン、「Sクラス」と同等の運転支援支援システムなどを採用する。

今回追加されたプラグインハイブリッド仕様の「GLC 350e 4MATIC」は、蓄電容量を先代の8.31kWhから13.5kWhに増やした最新型のリチウムイオンバッテリーを搭載し、システム全体のパワー&トルクを先代の320ps/560Nmから320ps/700Nmへと向上させている。

モーターのみでの走行は時速130キロまで可能で、同じく最大航続距離は46.8kmにまで延ばしている。

基本的なメカニズムは、昨年4月に先行導入された「GLC 350e 4MATIC クーペ」と同じ。2.0Lの直噴ガソリンターボ(211ps/350Nm)+9速AT+高性能モーター(122ps/440Nm)+リチウムイオンバッテリーを搭載する。価格は899万円。

購入サポートも手厚い。自宅に充電機器を設置する場合は、メルセデスロゴ入りのスタイリッシュな充電用ウォールユニットが無償提供され、設置に伴う費用も10万円を上限にサポートされる。

パワフル感や高速巡行時の静粛性、ロングドライブ性能なら、ディーゼルという選択も悪くない。とくに特別仕様車の「GLC 220d NIGHTエディション」は、チェックしておくべきだろう。

このモデルでは、通常はシルバーとなるパーツ(フロントグリルやウィンドウモール、ルーフレールなど)が漆黒となり、ハイグロスペイントのAMGアルミホイールやマルチビームLEDヘッドライトなどが標準装備される。

インテリアでは通常モデルには設定が無い、レザーARTICO素材を用いたブラックシートを装備。ブラックアッシュウッドのトリムやシルバーパーツを奢った室内は、より上質かつクールな仕上げとなる。価格は794万円。

(zlatan)

画像元:メルセデス・ベンツ日本