レーシング技術を濃密に注入した、ランボルギーニ「ウラカン STO」が登場!

新型ウラカン STOは、公道仕様ながらもレーシングカーならではの高揚感や研ぎ澄まされた走りを愉しめるモデルとして開発されている。もちろん、そのままサーキット走行を愉しむことも可能だ。

具体的には、ワンメイク車両の「ウラカン スーパートロフェオ EVO」や、デイトナ24時間耐久レースにおいて3年連続でクラス優勝を果たしている「ウラカン GT3 EVO」の性能やノウハウを引継ぎ、エモーショナルな走行体験を提供する。

リアミッドに搭載される5.2LのV10自然吸気エンジンは、最高出力640ps/最大トルク565Nmを発生。トランスミッションは7速デュアルクラッチが組み合わされ、駆動方式はドライバーにそれ相応のテクニックが要求されるMR(後輪駆動)が採用されている。

0-100km/h加速は3.0秒フラット、0-200km/h加速は9.0秒フラット。最高速度は310km/hを誇り、エキゾーストシステムはレーシングマシンのような轟音を響かせる。

さらなる軽量化や空力性能の向上も、STOの大きな特徴になる。まず軽量化では、ボディの75%以上をカーボンファイバー製とし、より軽量なウィンドウスクリーンやマグネシウムホイールを採用。高性能モデルの「ウラカン ペルフォルマンテ」と比較しても、車重は43kgも軽い。

優れた空力性能は、レーシングテクノロジーの賜物。特筆すべきは、ボンネットとフェンダーに組み込まれた専用設計のボディピース「Cofango(コファンゴ)」で、フロントの空力性能を最大限まで高めながら、軽量化にも貢献している。

また、リアボンネットに採用した空冷効率を高めるエアスクープや動的性能を高めるセントラルシャークフィン、3つのポジションに調整可能なリアウィングによって、ダウンフォースを増加させるとともに空気の流れを味方につけた走りを実現する。全体的な空力効率は、「ウラカン ペルフォルマンテ」から37%も向上しているという。

制動力も強化され、F1由来のブレンボ製CCM-Rブレーキシステムは、従来のCCBよりも4倍高い熱伝導率を実現。耐応力は60%高く、最大ブレーキパワーは25%向上しているという。

レーシーかつ高品質なコックピットは、写真だけでも胸が躍る。実際にスポーツシートに収まったときの高揚感は、言うまでもないだろう。STOでは新しいトリムや4点シートベルト付きのチタンロールバーのほか、ヘルメット収納用に新設計されたフロントトランクも採用している。

(zlatan)

画像元:ランボルギーニ・ジャパン