増強されたアウディの「RS」シリーズは、野性味も残したジェントルマンに似合う

アウディの高性能シリーズ「RS」が、ラインアップを一気に増強する。発売は年明けの予定だが、新型「RS 6 アヴァント」&「RS 7 スポーツバック」に加え、Q8シリーズとして初のRSモデルとなる「RS Q8」も仲間入りすることになった。

インパクト十分な心臓部は、全モデルで共通となる。フロントに鎮座する4.0LのV8直噴ツインターボエンジンは、最高出力600ps/6,000rpm、最大トルク800Nm/2,200-4,500rpmを発生。胸高鳴るエキゾーストサウンドとともに、爆発的かつ上質な加速を生みだし、あっという間にハイスピードレンジへ突入する。

トランスミッションは8速AT(ティプトロニック)が組み合わされ、48Vマイルドハイブリッドシステムやシリンダーオンデマンド(cod)を採用することによって、さらなる効率化が図られている。

駆動方式は当然ながらquattro(フルタイム4WD)となり、縦置きエンジンに組み合わされるセルフロッキングディファレンシャル・タイプが搭載される。

足回りも合わせて強化され、よりスポーティな味付けとなるRSアダプティブエアサスペンションを標準装備。さらに「RS 6 アヴァント」&「RS 7 スポーツバック」では、後輪左右にかかる駆動力を最適配分するリアスポーツディファレンシャルも備え、より俊敏かつ力強いコーナリングを実現する。

そのほか、取り回し性と高速安定性を高めるオールホイールステアリング(4輪操舵システム)や、RSモードを持つドライブセレクトなどを標準で備える。

内外装の仕立ては、スポーツマインドとエクスクルーシブ感に溢れている。パワークロージング機能が付いたドアを閉めた瞬間から、非日常的なドライビング体験が始まりそうだ。

価格は「RS 6 アヴァント」が1,764万円、「RS 7 スポーツバック」が1,799万円、「RS Q8」が1,869万円。

(zlatan)

画像元:アウディ・ジャパン