アウディ最小のプレミアムコンパクト「A1スポーツバック」に、オフロードルックの限定車が登場した。このモデルは見た目もさることながら、最低地上高を40mmアップしているため、実際のアウトドアシーンでもメリットを感じられそうだ。
昨年11月に登場した現行A1スポーツバックは、コンパクトなボディにアウディらしい上質な内外装や躍動的な運動性能をギュッと詰め込んだモデルに仕上げられている。
今回の限定車「A1 citycarver リミテッドエディション」は、最低地上高を通常モデルから40mmアップ(165mm⇒205mm)することで、都市や高速道路のみならず、アウトドアレジャーなどの幅広い用途に対応できるモデルになっている。
ちなみにcarver(カーバー)とは、彫刻家、肉を切り分ける人、肉切りナイフなどを意味する英語。アウディの公式リリースに記述はないものの、citycarverというモデル名には、都市を切り裂くように駆けぬけ、人々の脳裏に鮮烈な印象を刻むようなクルマであるというメッセージが込められているのだろう。
外装デザインは、A1ならではの凝縮感や上質感のなかに、SUVらしい力強さをクロスオーバーさせている。
具体的には、シングルフレームグリルを通常の六角形からアウディのSUVモデルを彷彿させるオクタゴン(八角形)へと変更。さらにアンダーガード風の専用バンパーやコントラストルーフ、ブラックアピアランスパッケージ、専用17インチアルミホイールを採用し、オフロードテイストを増幅させている。
ボディカラーは、「ミサノレッドパールエフェクト」「アローグレーパールエフェクト」「パイソンイエローメタリック」の3色から選べる。
一方の内装はスポーティ&豪華仕様となっていて、S lineインテリアプラスパッケージやナビゲーションパッケージ、コンビニエンスパッケージ、運転支援システムのアシスタンスパッケージなど、人気のオプションをすべて標準装備としている。
パワーユニットは、最高出力116ps/最大トルク200Nmを発生する1.0Lの直噴ターボエンジンに、乾式デュアルクラッチの7速Sトロニックという組み合わせ。駆動方式はFF(前輪駆動)で、燃費はWLTCモードで15.3km/L。価格は483万円。
(zlatan)
画像元:アウディ・ジャパン