スニーカー代わりのセカンドカーとして、また敷居の低いモータースポーツのベース車両として、こんな軽自動車を所有していたら、カーライフがさらに楽しくなるに違いない。
念頭にある軽自動車は、9年目にして初のフルモデルチェンジを実施して2代目へとバトンタッチされたホンダの新型「N-ONE(エヌワン)」だ。
11月20日に発売された新型N-ONEは、往年の名車「N360」をモチーフとした“タイムレスデザイン”を継承しつつ、よりワイドかつ安定感のあるスタイルを構築した。
具体的には、フロントグリル&バンパーを垂直に立てながらバンパー下部を踏ん張り感のある造形とし、さらには彫りの深いLEDヘッドライトを採用して、前進する勢いを演出している。
一方のリアでは、左右のバンパーコーナーに向かって横長のリフレクターを配し、後ろからも安定性を感じられるデザインとしている。
また、「Original(オリジナル)」だけでなく、上質感を際立たせた「Premium(プレミアム)/Premium Tourer(プレミアム ツアラー)」、スポーティな「RS」という3種類のスタイルを用意している点も新しい。
なかでも注目したいのは、軽自動車初となる「FFターボ×6速MT」という組み合わせが選べる「RS」だ。もともとN-ONEは、N-BOXやN-VANといったNシリーズの中でもスポーツ志向だが、RSの6速MT仕様はその象徴となる。
搭載する658ccのガソリンターボエンジン(64ps/104Nm)と組み合わされる6速MTは、ホンダの2シーター軽スポーツ「S660」と同じくクロスレシオ化され、小気味よく軽快な走りを引き出せる。
また、ダンパーを採用した専用チューンのクラッチやショートストローク化したシフトレバーなどを採用し、日常域からサーキットまで、爽快なパフォーマンスを発揮するフィールドを広げている。
一方では、運転支援システムの「ホンダ センシング」を標準装備するほか、軽自動車の6MT車では初めて、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)とLKAS(車線維持支援システム)を採用。日々の生活の中での“操る歓び”を追求するとともに、安心&安全性能も高めている。RSの6速MT仕様の価格は、199万9,800円。
(zlatan)
画像元:本田技研工業