お茶マニア必見!世界各地の水で日本茶の飲み比べができるテイスティングバー

硬度によって、味に微妙な違いが出る水。そんな特徴を活かして、世界各地から集めたミネラルウォーターでお茶の飲み比べができるテイスティングバーが静岡県静岡市に登場した。

■ミネラルウォーターとお茶を選んで飲み比べ

丸七製茶がななや静岡呉服町店2Fにオープンしたテイスティングバーでは、「お水でこんなにお茶の味が変わるんだ!」という感動が味わえる。

テイスティングメニューでは、日本一の茶産地静岡県内の様々な産地から、全国に37人しかいない日本茶鑑定士で鑑定士協会前幹事長の鈴木成彦氏が作るシングルオリジン茶の中から収穫日まで限定したお茶とオリジナルの産地ブレンド茶の合計7種類の中から茶葉を1点チョイスする。

その次に、世界各地から集めた16種類のミネラルウォーターの中から3種類を選ぶという仕組みだ。

同じお茶がそれぞれの水で様々に香味が異なることを体感できるメニューとなっている。

■バラエティ豊かな種類がラインナップ

単一茶園、単一品種限定のシングルオリジン茶の産地は、天竜茶、掛川茶、菊川茶、御前崎茶など。それぞれの茶産地から単一品種のお茶が毎週新メニューとして追加される。超限定で生産するお茶で売り切れの可能性もあるため、詳細は店頭で確認してほしい。

ミネラルウォーターは、ハワイのMAKANA WAI(マカナワイ)(超軟水/1以下)や、フィンランドのVeen Water Velvet(ヴィーンウォーターベルベット)(超軟水/8.68)、スコットランドのDEESIDE(ディーサイド)(軟水/ 22)などバラエティ豊かな種類が揃っている。

お茶と水との相性は硬度の違いだと言われているが、単に硬度だけではない香味の変化が楽しめるそうだ。

水の沸かし方によっても香味がわずかに変化するが、違いを感じてもらうため、同店では統一するとのこと。茶器の素材によっても味わいが異なるが一部を除き、液体の色の違いが分かり易くなるよう器も耐熱グラスに統一する。ガス入りのスパークリングウォーターは水だしとする。

また、淹れ手は全国茶審査技術競技大会において六段に認定された川崎晴隆氏が担当。

席が限られているため、当日空席がある場合は案内が可能だが、事前に予約するのがベストだ。超レアな体験メニューのため、毎週金曜日から日曜日まで午前11:00~12:00、午後1:30~5:00まで、各席30分までとされている。

お茶マニアにはたまらないユニークな体験ができるとあって、人気を呼びそうだ。

ななや静岡呉服町店
※10月2日青葉通りから移転オープン。
所在地:静岡県静岡市葵区呉服町2-5-12
https://nanaya-matcha.com/?mode=f4&sid=20

(Yuko Ogawa)