スバルのFRピュアスポーツ「BRZ」が2代目へと進化。日本発売が待たれる!

2+2スポーツのBRZは、より低い位置に搭載された水平対向エンジン×FRレイアウトを特長とし、日常から限界領域までドライバーの意のままに操れるコントロール性を美点としていた。

今回は、水平対向4気筒エンジンの排気量を従来までの2.0Lから2.4Lへと拡大。最高出力は207psから231ps、最大トルクは212Nmから250Nmへと大幅なパワーアップを遂げている。駆動方式は初代と同じくFRを採用し、トランスミッションも6速AT/6速MTが用意される。

AT車では、SPORTモードの制御が進化している。クルマが「スポーツ走行中」と判断した場合には、ドライバーの意思や操作に応じて最適なシフト操作を自動的に行い、よりダイレクト感のあるコーナリングを可能とした。また、初代では非搭載だった運転支援システムの「アイサイト」が、AT車に標準装備される点も新しい。

シャシーはキャリーオーバーながら、インナーフレーム構造や構造用接着剤などを採用して再構築。初代に対し、フロントの横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%も向上させている。

また、ルーフやエンジンフード、フロントフェンダーに軽量なアルミを採用することで、重量増を抑えるとともに、さらなる低重心化を実現したという。

これらの工夫により、ステアリング操作への応答性や軽快感が高まるとともに、旋回時のトラクション性能も向上させているとアピールされる。

エクステリアは、力強さやダイナミックさを強調したデザインへと一新されている。サイドシルスポイラーやエアアウトレットなど、空力特性を高める機能パーツが多用されている点も特徴的だ。

一方のインテリアは、シンプルな水平基調のインパネや低めのメーターバイザーで広い視界を確保。7インチのTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターや、高いホールド性とフィット感を誇るスポーツシートが採用されている。

米国での発売は2021年の秋が予定され、日本での発売時期は今のところ未公表となっている。ちなみに初代BRZの生産ならびに販売はすでに終了している。

(zlatan)

画像元:SUBARU