これまでも“尖ったボルボ”を提供してきたポールスターだが、今回のPolestar Engineeredでは、濃密なレーシングテクノロジーをベースにした刺激的な走りに加え、優れた環境性能も両立させている。
パワートレーンは、ボルボ独自のプラグインハイブリッドシステムにポールスター専用チューンを施し、システム合計出力は420psを発生する。
スーパーチャージャー付の2.0L直噴ターボエンジンは、最高出力333ps/最大トルク430Nmを発生。前後モーターは、フロントが34kW/160Nm、リアが65kW/240Nmで、シチュエーションに応じて駆動力を最適配分する。
ドライブモードは、通常時の「Hybrid」モード、約40kmのEV走行を可能とする「Pure」モード、その名もずばり「Polestar Engineered」モードの3種類が用意される。
「Polestar Engineered」モードでは、アクセル・ステアリング・トランスミッションのレスポンスが向上され、さらにESCの制御をスポーツモードにしたうえで、リアモーターの出力特性をスポーティ方向に振っている。
パワートレーンの強化に合わせ、シャシーも専用チューン。前後とも22段階で減衰力を調整できるオーリンズ製・DFV(デュアル・フロー・バルブ)ショックアブソーバーを採用するとともに、専用ストラットタワーバーを装着し、ボディ剛性やハンドリング特性を向上。力強くもしなやかなスポーツドライビングを実現する。
制動力も強化され、S60とV60ではブレンボ製のフロントキャリパーとスリット入りベンチレーテッドディスク、XC60ではアケボノ製フロントキャリパーとドリルドタイプのディスクローターを搭載。足元で輝くゴールド塗装が、その性能を誇示している。
アルミホイールも専用デザインで、軽量高剛性の鍛造ホイールを履く(S60とV60は19インチ、XC60は21インチ)。そのほか、専用グリル&バンパー、ブラッククローム仕上げのステンレススチール製エキゾーストパイプなどが採用されている。
インテリアでは、専用のゴールドカラーシートベルト、テキスタイル/ファインナッパレザーのスポーツシート、パドルシフトが採用され、走る気持ちを駆り立てる。
■グレードおよび価格
S60 T8 Polestar Engineered(限定15台)=919万円
V60 T8 Polestar Engineered(限定20台)=919万円
XC60 T8 Polestar Engineered(限定30台)=1,024万円
(zlatan)
画像元:ボルボ・カー・ジャパン
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