創業より受け継がれるブランドの思想が詰まった世界限定モデル。
グランドセイコーは、セイコーの創業者である服部金太郎の生誕160周年を記念した限定モデル1モデルと、セイコー創業140周年を記念した限定モデル1モデルを2021年1月22日(金)に発売する。
■「東洋の時計王」と呼ばれた服部金太郎が刻んだ歴史
創業者服部金太郎は、1860年10月9日(旧暦。新暦では11月21日)、現在の銀座に生まれた。
少年期に時計店の様子を見て、「販売だけでなく修理でも利益が得られ、客足の少ない日でも大切な『時』を無為に過ごさなくともよい。」と考え、時計商になろうと決心。その後、時計店で時計の修理や販売を学んだのち、1881年、21歳の時に「服部時計店」(現在のセイコーホールディングス株式会社)を創業。
当初は輸入時計の販売や修理を主体としていたが、時計の自社製造を目標としていた金太郎は、1892年、時計の製造工場「精工舎」を設立し、掛時計の製造を開始。部品の製造から組立まで一貫して自社で行うことによって、精巧で品質の高い製品を世に送り出した。
3年後には、当時需要が高まっていた懐中時計の製造を開始し、1913年には、やがて腕時計の時代が到来することを先見。国産初の腕時計の製造にこぎつけ、以降、服部金太郎の先見の明と独自の経営理念により、服部時計店は日本の時計産業の礎を築いた。
■服部金太郎生誕160周年記念限定モデルの特徴
新しい技法を取り入れた、繊細な放射を放つ多層ダイヤル
稜線の際立つプラチナケースと、それに呼応するカーブを描く風防ガラス。
冷間鍛造でつくり出された稜線の際立つプラチナケースは、セイコーの持つザラツ研磨の技術を結集し、平面も曲面も歪みなく磨き上げられている。風防ガラスは、複数のカーブ形状を歪みなくつなぐことで、全体に柔らかい印象を与えつつ、ダイヤルの隅々まで見える視認性の高さを実現。
また、3日間を優に超える約84時間の持続時間を持つスプリングドライブムーブメントを採用している。
■セイコー創業140周年記念限定モデルの特徴
最新の技術を駆使したクラシカルな手巻キャリバーを搭載
初代グランドセイコーのデザインを18Kピンクゴールドの素材で華やかに復刻したモデル。永続的な美しさを放つ18Kゴールドをケースとインデックスに採用した。
12時位置の「Grand Seiko」ロゴは浮き出し加工で仕上げ、立体的に輝く。
裏ぶたから見ることのできるムーブメントの受には、服部金太郎が精工舎を設立した当時に商標として使用された丸角Sマークを刻印している。
常に時代の一歩先を行くセイコーの技術が盛り込まれた豪華なモデルだ。
公式URL:https://www.grand-seiko.com/
※価格は税込