溜池に”蕎麦前”が楽しめる「手打ち蕎麦 溜池」オープン

日本の食文化に貢献した地・溜池に、こだわりの手打ちそば「手打ち蕎麦 溜池」が11月10日にオープン。

丸抜きの蕎麦の実を石臼で製粉し、絶妙なバランスで仕上げた外一(そといち)の蕎麦。野趣に富んだ風味と喉越しのバランスが楽しめる。

■日本の食文化の発展に貢献した歴史ある土地”溜池”

​かつて蛍も飛ぶ風光明媚な場所として知られていた”溜池”。

この地は不忍の池と匹敵するほどの江戸の名所として発展し、茶屋や蕎麦屋ができ、赤坂の料亭文化そして日本の食文化の発展へとつながっていったそう。

この食の歴史の地で季節の移ろいとともに、日本各地から選りすぐった蕎麦の実を使用した手打ち蕎麦と種類豊富な蕎麦前を提供するのが「手打ち蕎麦 溜池」だ。

■蕎麦職人の飽くなき探求が生み出す究極のバランス

「味、香り、色味、そして喉越し」「挽きたて、打ちたて、茹でたての”三たて”が揃ったおいしい蕎麦」これが「手打ち蕎麦 溜池」のこだわり。

蕎麦はいわゆる”外一”で、蕎麦粉を10割とし、それに使うつなぎを1割未満で仕上げている。十割にも二八にもない、ざらっとした食感を残し蕎麦の”風味”を感じつつ、一方でつるんと喉元を通る”コシ”も表現する究極のバランスで蕎麦を仕上げる。

風味と喉越しを絶妙なバランスで仕上げる職人技を、目の前に広がる壮大な打ち台で見てみよう。

■蕎麦粉は旬ものを使用

蕎麦粉は店内の石臼で挽きぐるみにする。使用する蕎麦は産地や品種は限定せず、季節によって移り変わる旬の物を使用。オープンの11月は北海道の音威子府(おといねっぷ)の物を使用する。

”蕎麦は水回しで決まる”といわれているほど重要な調理工程。天候、湿度によっても合わせる水の量やスピードが変わる、職人にとって一番重要な部分だ。

「手打ち蕎麦 溜池」では「切り」にもより重きを置いており、少し細めに切り、繊細な舌触りが楽しめるようにしている。噛むごとに蕎麦の香りが立ち、それとは正反対に、つるっとした喉越しも味わえる絶妙なバランスが楽しめる。

出汁には、旨味が凝縮した薩摩産の「本枯本節二年物」を使用。返しは2種類の醤油を使用し、1ヶ月ほど甕で寝かせたものを使用している。

■せいろから鴨南蛮そばまで味わい深いメニューが並ぶ

蕎麦メニューには、「せいろ(800円)」から、「産直車海老と野菜の天せいろ(2,280円)」や、「鴨南蛮そば(1,900円)」などがある。

 

「手打ち蕎麦 溜池」ではこだわりの蕎麦はもちろん、「そばがき(880円)」や「出汁巻き玉子(800円)」など、同じ位にこだわった蕎麦前を豊富に取り揃えている。

また、「海鮮ばらちらし 特製うに醤油(800円)」など、お得なランチメニューも。

■まるで別荘地に来たかのような木々に囲まれたくつろぎの空間

都会にいることを忘れてしまうほど、緑に溢れた一角に「手打ち蕎麦 溜池」はある。窓の外には緑の木々から心地よい木漏れ日が差し、店内は木をアクセントにぬくもりを感じられる落ちついた空間に。

ランチやディナーのひと時を、都会の喧騒から離れた心地のいい空間で楽しんでみては。

※価格は全て税別

【手打ち蕎麦 溜池】
所在地:東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR1F
店休日:日曜日・祝日
URL:http://soba-tameike.com

(田原昌)