一日のんびりと過ごしたい、街並みもグルメも楽しめる小樽へ

札幌から近くてすぐ遊びに行ける小樽は、海運で栄えた街。今も残る運河や石造りの倉庫が当時の繁栄を忍ばせ、独特の旅情を醸し出している。

そんな趣ある街並みと、北海道らしいグルメを求めて小樽を歩いてみよう。

小樽の駅に到着すると、ガラスでできたランプがホームの柱にかかっていた。懐かしいような、素敵な雰囲気である。駅舎にもあるので、チェックしてみてほしい。

昔使われていたガラスの浮き球から始まったガラス工芸は、今や小樽の名産品である。日用品からアクセサリーまで、お土産にオススメだ。

小樽といえば、新鮮な魚介類を使った寿司を思い浮かべるだろう。気軽に食べたいと思い、地元の回転寿司に行く。

北海道では、回転寿司だってネタが大きくて美味しい店がたくさんあるので侮る事なかれ。新鮮なイカ、大きなボタンエビ、それに溢れるほどのイクラ。寿司好きにはたまらない美味しさだ。

さて、一番の名所である運河を歩いてみよう。天気がいい日の小樽運河は、運河に倉庫群が逆さに映り込んで写真映えする。秋には倉庫に生えている蔦が赤く染まり、非常に趣深い。

その倉庫群のひとつに「小樽ビール」がある。ドイツ人による本格的なビールが楽しめ、醸造所の見学も行っているので興味があったら参加してみよう。

天気がいい時は運河に出て乾杯!

運河を行く船に手を振りながら、のんびりと過ごす。カモメたちが空を飛び、上手に魚を採っていく姿が見られる事も。小樽ならではの楽しい時間だ。

そして、小樽に来て忘れてはならないのがスイーツ。今回は小樽洋菓子舗ルタオのカフェ「PATHOS(パトス)」を訪れた。

ここで是非とも食べて欲しいメニューが「フロマージュスフレ」。ふわふわのチーズスフレに自分でクリームをかけ、トッピングやソースも自分でかけて作る体験型スイーツだ。

今回チャレンジしたのは「フロマージュスフレ キャラメル」。きれいなドーム状のスフレにクリームをかけ、キャラメルソースをかけて模様を作る。

トッピングをかけたら、周りを包んでいるフィルムを一気に取る!するとクリームが流れ落ちて別の姿にチェンジ。これは盛り上がること間違いなしの、楽しくて美味しいスイーツだ。


街並みとグルメ、どちらも楽しめる小樽。夜景も美しいので、一日遊びたい街だ。

(田原昌)