レクサス初の市販EV「UX300e」は、ドライビングプレジャーに溢れたSUV

新型UX300eは、2019年に発表された電動化ビジョン「Lexus Electrified」の第一弾。レクサス製EVならではの上質な走りと静粛性、高い機能性と利便性、ハイブリッドで培った電動化技術の高い信頼性をセリングポイントとしている。

パワートレーンは、フロントに203ps/300Nmを発生する高出力モーターを搭載し、フロア下に54.4kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを敷き詰めながら、重量物を車両中心に寄せてレイアウトしている。駆動方式はFFのみで、最長航続距離は367km(WLTCモード)を実現した。

EV化に伴ってボディや足回りの剛性も強化。さらに専用チューニングのパフォーマンスダンパーや過度な車両ピッチ挙動を抑制するアクセレレーションピッチコントロール、遮音性に優れるアコースティックガラス(フロントドア)、アクティブサウンドコントロールなども採用している。

その乗り味をスタンダードなUXと比べると、より低重心かつ優れた回頭性、アクセル操作に対するリニアな加速によってドライバーとの一体感が増幅されている。また、EVならではの静粛性や上質感も際立っている。

充電時間は、ボディ左側の急速充電ポート(CHAdeMO式)では、満充電まで約80分、75%充電まで約50分。ボディ右側の普通充電ポートでは、満充電まで約14時間となっている。

また、電気式水加熱ヒーターと内外気2層制御を採用したEV専用エアコンシステム、それと連携する電池冷却システム、過充電防止システムなどの採用によって、様々な使用シーンにおける優れた利便性と高い信頼性を確保している。

専用アプリによるスマホ連携も万全で、バッテリー残量やエアコンON/OFF時それぞれの走行可能距離、最寄りの充電ステーションの位置表示はもちろん、タイマー充電、車外から始動できるリモートエアコンなどの機能も備えている。

内外装では、新開発となる専用デザインの17インチアルミホイールや床下空力カバー、ショートタイプの専用シフトノブ、専用メーターなどを採用する。

■グレードおよび価格
UX300e “version C”=580万円
UX300e “version L”=635万円

(zlatan)

画像元:LEXUX