世界的ファッショニスタ「シルバーテツヤ」気鋭アーティストとコラボした作品展開催

ひょんなことから一夜にしてインスタグラマーになったおじいちゃん「シルテツ」と様々なアーティストとのコラボレーション作品展『SLVR.TETSUYA×Artists“NEW DRESS UP”』が京都で始まる。

■「シルバーテツヤ」とは?

2019年のゴールデンウィーク。東京で働く孫がふとした思いつきから、実家の祖父に自らの服を着せて写真を撮った。その写真をSNSにアップしたところ田舎のおじいちゃんとハイファッションのギャップが”エモすぎる”と話題に。秋田に住むごく普通のおじいちゃんは、「シルバーテツヤ」として、世界の有名ファッションブランドも注目するファッションアイコンとなってしまった。

インスタグラムに投稿される写真は、国内外問わず多くのメディアに取り上げられ、大きな反響を巻き起こした。

■参加アーティストプロフィール

【クドウナオヤ Naoya Kudo】

秋田県生まれ。千葉大学工学部デザイン学科卒業。都内広告代理店勤務。

2019年、自身の服を着せた祖父の写真展「SLVR.TETSUYA The first exhibition “ENDRESS NOTE” #シルテツ展」を表参道で開催。KADOKAWAよりフォトエッセイ「テツヤ85歳、孫の服を着てみたら思ったよりイケてた。」を出版。

WEB: https://slvr-tetsuya.com/

【入江早耶 Saya Irie】

1983年岡山県生まれ。2009年に広島市立大学大学院芸術学研究科博士前期課程を修了し、現在広島を拠点に活動。2009年に岡本太郎現代芸術賞に入選、2012年には第6回shiseido egg賞を受賞。入江は二次元のイメージを消しゴムで消し、その消しゴムカスを用いて立体を作り上げるアーティスト。掛け軸の中から消えた観音像が現実の空間に立体として立ち上げられ、また別の作品では、紙幣の肖像画が胸像となって紙幣の上に配置される。イメージとして流通し、流通することによって日常的な存在となっている図像を、自らの手で一旦消し去り、それを現実の空間に塑像として作り上げる入江の作品は、表象との関わりを巡る現代的な問題をユーモラスに提起する。

【ファニードレスアップラボ Funny Dress-up Lab】

本来ミニ四駆をドレスアップする為に生産、販売されていたドレスアップステッカーが持つ、鮮やかな色彩、独特な形状、版ズレ、デッドストックであるという様々な面に魅了され、ドレスアップステッカーのみを加工せずに使用したコラージュ作品を制作している。世の中にあるドレスアップステッカーを使い切った時、制作は終わりを迎える。

【高橋鉄平 Teppei Takahashi】

1987 年生まれ岡山県出身。 文化服装学院卒業。JohnUNDERCOVER、G.V.G.V.、PHINGERIN 等のアパレルブランドへのデザイン提供をはじめ、CD ジャケット・広告などで幅広く活動。 個人の作品制作、展示や壁画なども積極的に活動している。

【ペドロネコイ Pedro Nekoi】

幼い頃より、アートや創造的なことが大好きで、常に絵を描いたり古い雑誌を切り取りスクラップを集めて遊んでいた。現在では、自身の思想や夢をデジタルコーラージュを通して表現する。シュルレアリスムなテーマを色彩豊かに表現するコラージュ作品を通して、これまでにAdidasやSXSW、雑誌NYLON JAPANやVICEとのコラボレーションを果たした。2018年に入ってからは、中国の出版社Sendpointsより発行されたデザイン書「COLLAGE: MAKE THE IMPOSSIBLE POSSIBLE」に作品が掲載された。

【古賀崇洋 Koga Takahiro】

1987年福岡県生まれ。陶磁器。太古から成る大地を用い、素材のもつ魅力を追求し、炎を操り、結晶化する。

代表作に無数のスタッズを施した器、オブジェ等の『SPIKY series』、鎧をモチーフにした装着する器、『頬鎧盃』などがあり、個展を中心に海外アートフェア、パリ、ミラノ国際見本市、人気漫画、アパレルブランドコラボ等、活動も幅広く、国内外で高い評価を受けている。

■SLVR.TETSUYA × Artists “NEW DERSS UP” #シルテツ展

展示作品が購入可能なほか、会場限定のグッズも販売する。初日の9月5日の夜には、シルバーテツヤの“生みの孫”であるクドウナオヤによるオープニングトークイベントも開催予定。

本展は、「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」周辺企画「KG+」、及び「ニュイ・ブランシュKYOTO」の参加展覧会。

会場:BnA Alter Museum 1F/2F(京都府京都市下京区天満町267-1)

日時:2020年 9月 5日(土)~10月 4日(日) OPEN 11:00 – 23:00

参加費:無料

期間中、京都に行く機会があれば是非立ち寄ってみて。

 (MOCA.O)