今の時世だからこそ雄大な自然を体感したい。
日本屈指のキャニオニングスポットでもある足摺宇和海国立公園 滑床渓谷内に立つ「四万十川源流、森の国『水際のロッジ』」と、イタリアンレストラン「野生のピッツェリア『Selvaggio(セルバッジオ)』」を紹介しよう。
■足摺宇和海国立公園 滑床渓谷
滑床渓谷は、松山市から松山自動車道経由で2時間ほどの秘境。雄大な自然を体験するアクティビティリゾートだ。日本の滝100選にも選ばれた「雪輪の滝」では、高さ40メートルにも及ぶ一枚岩の花崗岩を滑り降りるキャニオニングが体験でき、日本最大級の天然ウォータースライダーとして人気を集める。
キャニオニングとは、水流に身を任せて滑ったり、滝つぼへ飛び降りたり、ロープで下降したり、全身で渓谷を満喫するフランス生まれのリバースポーツ。インストラクターが楽しみ方を丁寧に教えるので、初心者でも安心してチャレンジできる。
■四万十川源流、森の国『水際のロッジ』
滑床渓谷沿いに建ち、鹿の親子も顔を覗かせる『水際のロッジ』は「森の国ホテル」の再生プロジェクトとして、アルプスの山岳リゾートを彷彿とさせる赤い三角屋根とクラシックな外観はそのままに、建物内はすべてリノベーション。
川の音や木の香り、森の気配に寄り添ったナチュラルなインテリアデザインで、バンクベッドと言われる2階建てベッドを備えた4名から6名部屋が10室。
吹き抜けのロビーは、暖炉を囲みゆったりとくつろげる空間にリニューアル。各部屋には自然にまつわる本が15冊ほど設置され、川のせせらぎと鳥の声をBGMに落ち着いた1日を自然の中で過ごせる。
■イタリアンレストラン『セルバッジオ』
併設のイタリアンレストラン『セルバッジオ』は、ナポリピッツァの世界大会などで数々の受賞歴を誇る東京・練馬「PIZZERIA GTALIA DA FILIPPO」のオーナーシェフ 岩澤正和氏がフード監修を担当。薪窯ピッツァは、ピザ生地の世界基準STGに合わせてシェフが北海道の農家と取り組み作った小麦と愛媛県産の小麦を使用。
松野町の農家が作る酸味が際立つトマトを使用した「マルゲリータ」、自然農法で育てる柑橘が人気の愛媛県西予市「無茶々園」の柑橘、松野町の蜂蜜を使った「愛媛の柑橘と蜂蜜のクアトロフォルマッジ」を始め、瀬戸内のしらすを使ったピザ、愛媛の野菜を使った野菜のピザ、松野町で捕れる鹿や卵を使ったピザなど、選び抜いたチーズ、野菜、肉、魚などの近郊の素材をとことん追求することで、四国、瀬戸内の食材の豊かさを感じられる。
大自然の中でキャニオニングにチャレンジしてみよう。
四万十川源流、森の国『水際のロッジ』
住所:愛媛県北宇和郡松野町大字目黒 滑床渓谷
料金:1泊2食付き(一人)16,650円~
URL:https://morino-kuni.com/
(MOCA.O)