新型「DS3クロスバック E-TENSE」は、新世代プラットフォーム「eCMP」を採用した電動コンパクトSUV。ボディサイズは全長4,120×全幅1,790×全高1,550mmと扱いやすく、最低地上高も185mmを確保している。
格納式ドアハンドルなどは内燃機関モデルと共通で、「E-TENSE」専用のサテンクロームグリルやボンネットマスコット、「E-TENSE」バッジ、18インチの“KYOTO”アロイホイールなどが、個性を控えめに主張する。
彫刻的かつエレガントなデザインは宝石箱のように美しく、リアスタイルにはもちろん、エキゾーストパイプの姿はない。
パワートレーンは、最高出力136ps/最大トルク260Nmを発揮する電気モーターを搭載し、航続距離はJC08モードで398km。欧州におけるコンパクトセグメントの1日の平均走行距離=40kmというデータを基にすれば、週に1回の充電で十分にエレクトリックドライブが楽しめるだろう。
満充電までの所要時間は、標準装備されるコンセント型普通充電(3kW/15A/200V)で約18時間、ウォールボックス型普通充電(6kW/200V)で約9時間。日本における急速充電のスタンダードであるCHAdeMO規格にも対応していて、50kWのチャージャーを利用した場合は、約50分でバッテリー容量の80%まで充電できる。
ドライブモードは「ノーマル」「エコ」「スポーツ」の3種類で、回生ブレーキにも「D」と「B」という2つのモードが用意されている。Bモードでは最大減速度が約1.3m/sとなり、いわゆるワンペダルドライブに近い運転を可能としている。
価格は受注生産の「ソーシック」が499万円、DSドライブアシストなども標準装備される「グランシック」が534万円。バッテリーは8年間もしくは16万kmの走行が保証されている。
(zlatan)
画像元:グループPSAジャパン
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