京都に歴史を感じさせながらも、まったく新しいラグジュアリーホテルが誕生する。
■「時の記憶」を踏襲し、「継承と新生」がテーマ
11⽉3⽇(⽕・祝)に開業する、「HOTEL THE MITSUI KYOTO (ホテル ザ ミツイ キョウト) 」。
このホテルが位置する二条城至近の地は、250年以上にわたり、三井総領家(北家)の邸宅が存在していた。「HOTEL THE MITSUI KYOTO」は、当時から受け継がれてきた梶井宮門をはじめとした数々の遺構とともに、ここに刻まれた「時の記憶」を踏襲しながら、新たに現代に蘇らせる「継承と新生」をテーマとしている。
■「⽇本の美しさと−EMBRACING JAPANʼS BEAUTY−」を体現する
古来より、日本に暮らす人々は四季とともに移ろう自然に無上の美を感じ、その美にふれた感動を人と分かち合うという独自の美意識を育んできた。日本の伝統的な美意識に通じる想いを、「日本の美しさと -EMBRACING JAPAN’S BEAUTY-」というブランドコンセプトで表した。このコンセプトのもと、伝統文化や建築、工藝、食などに見られる日本独自の美しさを大切にしながら、細やかな心遣いと洗練された振る舞いによって、すべての利用者がくつろぎと特別な体験を味わえそうだ。
■HOTEL THE MITSUI KYOTOだけの洗練されたエクスペリエンス
今なお日本文化の源泉が息づく京都。悠久の歴史に育まれ、現代にも受け継がれる文化、芸術の一端に触れるプログラムを数多くラインナップしている。その一例をご紹介しよう。
重要⽂化財・旧三井家下鴨別邸でお茶会を楽しむ(所要時間:約90分)
近代京都における豪商の別邸建築を知る貴重な歴史的建造物として、2011年に国の重要文化財に指定された、三井家ゆかりの旧下鴨別邸。通常非公開の座敷もしくは茶室で、ホテルシェフ特製のスイーツを趣のある庭園を望みながら楽しむ最高に贅沢なお茶会。(有料)
■京都の歴史と⽂化への敬意が表現された「⾷へのこだわり」
平安京遷都から1,200年あまり。豊かな自然に囲まれた京都では、五感を満たす料理の美学が培われてきた。選りすぐりの食材と、その滋味を引き出す料理人の卓抜した技術、そして心からのおもてなしで、記憶に残る京都の味を堪能できそうだ。
なかでも注目は、フランス料理と日本料理、双方の食材と調理法を融合することにより、素材の秘める力を存分に引き出す新境地へと昇華させた、ガストロノミー鉄板「都季 −TOKI−」だ。名門・Ritz Parisにてメインダイニング「L’Espadon」(エスパドン)の統括副料理長を務めた浅野哲也氏が腕を振るう。伝統的な日本建築を踏襲しつつ現代的デザインで構成した空間には二十四節気の移ろいが感じられ、和とフレンチが融合した新しい食を体験できる。
インバウンドの現象で静けさを取り戻した京都。美しい秋の京都を楽しむ旅のプランをたててみるのはいかがだろう。宿泊予約はすでに受付開始している。
HOTEL THE MITSUI KYOTO(ホテルザミツイキョウト)
開業⽇:2020年11⽉3⽇(⽕・祝)
所在地:京都府京都市中京区油⼩路通⼆条下る⼆条油⼩路町284
オフィシャルサイト:https://www.hotelthemitsui.com
(冨田格)