日本の夏の高い気温と湿度のなか、マスク着用は辛すぎる。
日本中から上がるそんな悲鳴に応えるアイテムが誕生した。
■フェイスシールドやマスクの不満を解消
ベビーカーや電動カート等の製造販売を行っている滋賀県の株式会社キュリオは、医療現場でのフェイスシールド不足を機に地元企業と量産体制を確立し、4月から約5万枚のフェイスシールドを製造・販売してきた。また6月からは工場や屋外作業など高温多湿な状況下で現場作業を行う方々の熱中症予防・飛沫拡散予防のために、ヘルメット装着型シールドを約20万枚販売してきた。
「新しい生活様式」が提言され、飛沫飛散を防ぐためにマスクやフェイスシールドの着用が求められているが、下記のような声があがっている。
フェイスシールドでは運転や作業中の安全上問題がある
フェイスシールドでは見た目が大げさすぎる
マスクでは口元の動きや表情が見えないから会話や業務に支障がある
マスクでは乾燥・肌荒れなどの肌トラブルを起こす
そこでキュリオが考案したのが「めがね装着型マウスシールド」だ。
■「めがね装着型マウスシールド」の4大特徴
1)着用時の不快感軽減
口・鼻に触れないよう装着できるので、息苦しさや蒸れ、暑さを軽減できる。着用時でも表情がはっきり見え、口元を遮らず声がこもりにくいためコミュニケーションが取りやすい。
2)装着が簡単
眼鏡やサングラス、安全保護めがね、花粉や粉塵から眼を守るゴーグルなどのツルに差し込むだけで簡単に使用できる。5箇所の調整スリットでシールドの位置を調整可能。
3)リーズナブル
PP樹脂のみでできているシンプルな構造で、フェイスシールドと比較して大幅なコストカットを実現。消毒・洗浄(消毒用アルコール、塩素系漂白剤・中性洗剤)の上、再利用も可能。
4)国産(岐阜県内での生産)
実績のある岐阜のもの作り企業が、安心・安全に製造を担当。
■デザイン・設計
香川大学創造工学部 教授 井藤 隆志(イフジデザインスタジオ)
プロダクトデザイナー。株式会社キュリオの電動カートSCOO(スクー)、実用自転車UTILITE(ユーティライト)のデザイナー。筑波大学にてプロダクト・デザインを学ぶ。 富士通株式会社にて情報機器の製品デザインに従事。
1999年 渡伊しフリーランスデザイナーとして活動。
2002年 帰国しイフジデザインスタジオ設立。
2007年 大同工業大学(現:大同大学)情報デザイン学科准教授就任。
2014年 大同大学情報デザイン学科教授。2018年より香川大学創造工学部教授。
感染拡大を防ぎつつも、少しでも快適に酷暑の夏を過ごしたいものだ。
キュリオ めがね装着型マウスシールド
価格:10枚入 ¥2,200(税込)
購入ページ:https://www.curio-care.com/
(冨田格)