10年ぶりの日産ブランニュー! e-POWER専用のコンパクトSUV「キックス」が登場

新型キックスは、コンパクトカーの「ノート」やミニバンの「セレナ」で好評の電動パワートレーン、e-POWERを搭載した5名乗車のコンパクトSUV。駆動方式はFF(前輪駆動)のみで、ラインナップも実質的にモノグレードというシンプルな構成となる。

ボディサイズは全長4,290×全幅1,760×全高1,610mm、ホイールベース2,620mm。最小回転半径はカテゴリートップクラスの5.1m、最低地上高は170mmを確保している。

e-POWERは、発電専用のエンジンが生みだした電力を使い、モーターの力で駆動するシリーズハイブリッド。キックスが搭載するe-POWERは、最高出力129ps/最大トルク260Nmを発揮し、ノートe-POWERよりも約20%ほどパワフルになっている。

とくに中高速域における力強さを引き上げたことで、高速での合流や追い越し、ワインディングなど、幅広いシチュエーションでキビキビ感が増しているようだ。

もちろん、アクセルペダルの踏み戻しだけで車速を調整できる「e-POWERドライブ(SモードおよびECOモード)」も引き続き採用。また、エンジンの作動頻度を減らす方向で最適化することで、静粛性を高めたという。燃費はWLTCモードで21.6km/L、JC08モードで30.0km/L。

外装デザインは、ダブルVモーショングリルやLEDヘッドランプ、フローティングルーフなどを採用して、精悍かつスタイリッシュな今どきのコンパクトSUVを表現。ボディカラーは、モノトーン9色+ツートーン4色からなる全13色が設定されている。

インテリア空間は、シームレスかつ上質感あふれる雰囲気。カテゴリートップクラスのフロントウィンドウ見開き角と低いウエストラインも特徴のひとつで、開放的かつ視認性に優れたドライビングシートを実現している。

また、シフトノブの周囲にプッシュパワースターターやe-POWERモードスイッチ、EVモードスイッチなどを集約して配置している点も好印象だ。

フロントシートは疲労軽減効果のある「ゼログラビティシート」を採用し、「X」グレードではクロス×合皮のコンビシートによって実用的かつアクティブに、「X ツートーンインテリア エディション」ではツートーンカラーシートによってファッショナブルな雰囲気を高めている。

リアシートは60:40の分割可倒式。ラゲッジルームはカテゴリートップクラスの423Lを確保し、通常時でも大型のスーツケースなら2つ、9インチのゴルフバッグなら3つまで積載できる。

運転支援システムは、高速道路における車速&追従制御とステアリングアシストを行う「プロパイロット」をはじめ、緊急時の自動ブレーキや踏み間違い防止アシスト(前進/後退)、フロント&バックソナーなどを標準装備する。

価格は「X」が275万9,900円、「X ツートーンインテリア エディション」が286万9,900円。

(zlatan)

画像元:日産自動車